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2007年11月 »
9日(金)
◆東証大引け・6日続落――サブプライム懸念で1万5600円割れ
9日の東京株式市場は日経平均株価が6日続落。大引けは前日比188円15銭(1.19%)安の1万5583円42銭だった。終値は8月17日の年初来安値以来の低水準で、約2カ月半ぶりに1万5600円を割り込んだ。6日続落は2006年5月9日―16日以来、約1年半ぶり。米国経済の減速に対する警戒感に加え、日本の金融機関の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連損失に対する懸念が広がり、大引け間際に下げ幅を拡大した。東証株価指数(TOPIX)も午後に入って一段安となり、8月17日以来、約2カ月半ぶりに1500を割り込んだ。
8日の米株式市場はシスコシステムズが発表した売上高見通しに対する失望が広がり、ハイテク株が目立って下げたほか、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で米国経済について「(10―12月期は)かなり減速し、来年春まで停滞する」と発言したことが投資家心理を冷やし、自動車株や電気機器株の一角の売りを誘った。外国為替市場においてドルが対ユーロで安値をつけたことも今後の円高・ドル安の進行を連想させた、との指摘も聞かれた。
大引け間際にはみずほFG傘下のみずほ証券と新光証券の合併が来年1月から延期する方向で最終調整に入った、との日経ニュースがQUICK端末などで伝わった。サブプライムローン関連損失により合併比率を見直すためで、この報道を契機に関連損失の懸念が広がり金融株が売られた。きょうは株価指数オプション11月物の特別清算指数(SQ)算出日だったが、目立った波乱はなかった。
東証1部の売買代金は概算で3兆1439億円、売買高は同23億2257万株だった。値下がり銘柄数は1074、値上がりは537、変わらずは108だった。
みずほFGが一段安で年初来安値を更新。三菱UFJや三井住友FG、野村、新光、東エレク、アドテスト、新日鉄、住金、トヨタ、ホンダ、キヤノン、ソニー、松下、郵船、商船三井、ニチアスが下げた。半面、三菱商や三井物、東芝、エルピーダ、デンソー、パイオニア、イビデン、信越化、ヤマダ電が上げた。
東証2部株価指数は6日続落。朝方は上げる場面もあったが、午後は大引け間際に下げ幅を広げ、安値圏で大引けとなった。オリコ、アーレスティが下げた。半面、中央電、STECHが上げた。〔NQN〕(16:10)
東証前引け・続落――米経済懸念や上海株安で下げ幅急拡大・2部続落
9日前場の東京株式市場は日経平均株価が続落。前引けは前日比168円18銭(1.07%)安の1万5603円39銭だった。米国経済の減速に対する懸念が広がったほか、きょうの上海株の下落を嫌気した売りが優勢となり、前引け直前に下げ幅が急拡大した。東証株価指数(TOPIX)も続落で、下げ幅を急速に広げて前引けとなった。
市場では「対ユーロでドル安が進行し、今後円高・ドル安が進行するのではないか、との連想売りが広がった」(国内証券)との見方が出ていた。8日の米株式市場はダウ工業株30種平均とナスダック総合株価指数が下落し、特にシスコシステムズの売上高見通しに対する失望から米ハイテク株が大きく売られた。またバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が10―12月期の米国経済について「かなり減速し、来年春まで停滞する」と述べたことがきょうの東京株式市場でも外需関連株の重しになった。
一時は上げに転じる場面もあった。きょうは株価指数オプション11月物の特別清算指数(SQ)算出日だが、大きな波乱がなかったことが安心感となったほか、日経平均が前日までの5日続落で1100円近く下落していたことから値ごろ感による買い戻しも起きた。もっとも上値は重く、上海株式市場が始まり上海総合指数が下げて始まると日経平均は急ピッチで下げ足を速めた。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題による米金融機関の損失計上に対する警戒感も投資心理を冷やした。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆5411億円、売買高が同11億4079万株だった。値下がり銘柄数は971、値上がりが607、変わらずが138。
トヨタ、ホンダ、キヤノン、ソニー、松下、シャープ、富士通、東エレク、アドテスト、NECエレ、みずほFG、三菱UFJ、新日鉄、住金、アイフル、アコム、郵船、商船三井が下げた。イオン、ファストリ、ソフトバンク、KDDI、ニチアスもさえなかった。半面、三井物、三菱商、三菱重、ニコン、ビクター、パイオニア、伊勢丹、ヤマダ電が上げた。京セラ、デンソー、信越化、イビデンも堅調だった。
東証2部株価指数は続落。一時は上げる場面もあったがその後は下げに転じ、前引け直前に下げ幅を拡大した。オリコ、アーレスティが下げた。半面、中央電、STECHが上げた。〔NQN〕(11:32)
◆新興市場9日・JQ平均が連日の年初来安値――マザーズ、ヘラクレス反落
9日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は7営業日続落。大引け(確報)は前日比8円51銭安の1787円51銭となり、2日連続で年初来安値を更新した。マザーズ指数、大証ヘラクレス指数は急反落。新興企業の9月中間決算の発表を前に手控え気分が広がる中、週末ということもあって、前日に急伸したネット株など主力株に売りが出た。3指数はいずれも安値圏で引けた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で299億円と9月25日以来の低水準。売買高は4465万株だった。楽天、イートレード、インテリが安い。通期予想を下方修正したファンコミは朝方から安く、大引けで値幅制限の下限(ストップ安)で売買が成立した。半面、MTI、シーマ、ビックカメラが買われた。9月中間決算が好感されUEXは売買を伴い大幅高。新規上場したメガロスは公開価格(1600円)を6%下回る1510円で初値を付けた。その後の値動きはさえず、大引けは1487円だった。主力銘柄で構成するJストック指数は反落。
東証マザーズ指数の終値は前日比38.14ポイント安の817.00だった。ミクシィ、ディーエヌエ、ACCESSが安い。9月中間決算が意外感に乏しいと受け止められたUSJは下げた。一方で、日本M&A、エヌピーシーが高い。株式分割を改めて発表したフリービットは急伸。韓国同業と資本・業務提携を発表したゲームオンは終日買い気配のまま大引けで値幅制限の上限(ストップ高)で比例配分された。
大証ヘラクレス指数の終値は前日比34.02ポイント安の1267.40だった。ASSET、ZENTEK、ダヴィンチが安い。半面、マネパ、ハドソン、BBネットが高い。「NTTドコモの携帯端末を通じiモードを使わない法人向けインターネット接続サービスを始める」と伝わった日本通信は大幅高。〔NQN〕(16:07)
新興市場前引け・3指数が下落――マザーズとヘラクレスはきつい下げ
9日午前の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続落した。前引け(11時1分現在)は前日比5円32銭安の1790円70銭だった。新興企業の9月中間決算の発表待ちによる手控え気分が強く、新興主要3市場では主力株が軒並みさえない展開となった。前日後場に急速に買われたネット株や不動産ファンド株に反動売りが出て、ネット株が主力の東証マザーズ指数、不動産ファンド株が目立つヘラクレス指数は急反落した。3指数とも総じて前場の安値で引けた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で168億円、売買高は2794万株だった。楽天、インテリ、イートレード、エイチアイが売られた。半面、ワークスAP、UEX、シーマが買われた。主力銘柄で構成するJストック指数は反落。新規上場したメガロスは公開価格(1600円)を6%下回る1510円で初値を付けた。その後の値動きはさえず、前引けは1486円。
東証マザーズ指数の前引けは前日比32.93ポイント安の822.21だった。ミクシィ、ディーエヌエ、サイバーなどネット株が安い。半面、アプリックスが上げた。株式分割を改めて発表したフリービットは急伸。韓国オンラインゲーム会社との資本・業務提携を発表したゲームオンは値幅制限の上限(ストップ高)で買い気配。
大証ヘラクレス指数の前引けは前日比26.93ポイント安の1274.49だった。ASSET、ダヴィンチの不動産ファンド株が下げた。ZENTEKも安い。半面、マネパ、BBネットが上げた。「NTTドコモの携帯端末を使ってiモードを使わない法人向けのネット接続サービスを開始する」と伝わった日本通信は大幅高。〔NQN〕(11:31)
◆米国株、続落――ダウ33ドル安、ナスダック52ポイント安 引け前に下げ渋り
8日の米株式相場は続落。ダウ工業株30種平均は前日比33ドル73セント安の1万3266ドル29セントと、9月10日以来の安値で終えた。ナスダック総合株価指数は同52.76ポイント安の2696.00と、9月25日以来の安値で引けた。前日夕にシスコシステムズが発表した業績見通しが予想を下回り、この日はハイテク株を中心に売りが膨らんだ。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を受けた金融機関の損失懸念も引き続き上値を抑えた。
シスコが発表した8―10月期決算は予想とほぼ一致したが、売上高見通しが予想を下回った。事前の期待が高かったことから急落し、他のハイテク株にも売りが広がった。前日夕にAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)が発表した決算が大幅減益となったうえ、モルガン・スタンレーがサブプライム関連の資産評価を引き下げたことなども嫌気された。
午前10時過ぎから米議会で証言を開始したバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は「景気が来年春まで停滞する」と述べる一方、インフレへの警戒感を示した。10月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明文をほぼ踏襲する内容だったことから、12月の利下げ示唆を期待していた市場の失望を誘った。
午後に株価は下げ幅を拡大し、下げ幅はダウ平均で一時約220ドル、ナスダック指数は一時100ポイントに達した。ただ、前日にも急落していたことから押し目買いも入り、引けにかけて急速に下げ渋った。業種別スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)株価指数は「情報技術」を除く九業種が上昇した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は午後4時までの通常取引で21億9080万株(速報値)。ナスダック市場は34億6926万株(同)だった。
シスコは9%超下落。ダウ構成銘柄ではIBM、ヒューレット・パッカード(HP)、インテルが下落率で上位だった。AIGも3%安。10月の既存店売上高が予想を下回ったウォルマート・ストアーズ、メーシーズが安い。
半面、赤字幅が市場予想より小さかったフォード・モーターが上昇。英豪資源大手BHPビリトンが買収を検討していると伝わった同業のリオ・ティントが急伸。一株利益見通しが市場予想を上回ったギャップが大幅高。10月の世界既存店売上高が堅調だったマクドナルドも買われた。モルガン・スタンレーは材料出尽くし感などから大幅に買われた。
〔NQNニューヨーク=千田浩之〕(09:53)
米国株、もみ合いで始まる――金融株買い戻し、議長証言に注目
8日の米株式相場はもみ合いで始まった。ダウ工業株30種平均は午前9時40分現在、前日比12ドル68セント高の1万3312ドル70セントで、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同6.51ポイント安の2742.25で推移している。前日にダウ平均が300ドル超の大幅安となった反動で、下げの目立った金融株などに買い戻しが入っている。ただ、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題などの先行き不透明感は強く上値も重い。午前中ごろからのバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えて、様子見ムードもある。
前日夕にサブプライムローンに関連する追加損失が発生したと発表したモルガン・スタンレーは3.5%高。最近の株価下落が激しく押し目買いが入っているもよう。前日に下げたシティグループやワシントン・ミューチュアルも高い。英豪資源大手BHPビリトンが業務提携を申し入れたと発表した同業のリオ・ティントが25%超の大幅高。朝方に発表した7―9月期決算は赤字となったが、特別項目を除く一株損失の赤字幅が市場予想より小さかったフォード・モーターは3%高。10月の既存店売上高が市場予想を上回ったディスカウントストア大手ターゲットや高級百貨店サックスも高い。決算で売上高は大幅減となったが、市場予想は上回った住宅大手トール・ブラザーズも買われている。
一方、前日夕発表の決算が市場予想を下回ったアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は続落。決算と併せて示した売上高見通しが市場予想を下回ったシスコシステムズが6%安。既存店売上高が市場予想に届かなかったウォルマート・ストアーズが小動き。
〔NQNニューヨーク=川内資子〕(00:12)
ロンドン円急伸、一時110円95銭
【ロンドン=欧州総局】9日のロンドン外国為替市場の円相場は急伸し、一時1ドル=110円95銭をつけた。ロンドン市場では2006年5月19日以来の高値。午後1時(日本時間午後10時)現在は前日終値比で1円45銭の円高・ドル安の1ドル=111円20―30銭で推移している。
米景気の先行き懸念からドルは主要通貨に対して軒並み売られている。ユーロの対ドル相場は一時1ユーロ=1.4753ドルと、ユーロ導入来の高値を更新した。(23:26)
人民元、5日続伸 連日で切り上げ後最高値、夕刻は7.4110―16元
9日の中国外国為替市場で人民元相場は対米ドルで5日続伸。中国人民銀行(中央銀行)傘下の中国外貨交易中心(外為取引センター)が運営するホームページ「中国貨幣網」によると、現地時間17時30分(日本時間18時30分)時点の銀行間取引のレートは、前日の同時点に比べ0.0097元の元高・米ドル安の1米ドル=7.4110―16元だった。3日連続で2005年7月の元切り上げ後の最高値を更新した。一方、同時点の外為取引センター経由の取引は 7.4118―24元だった。
〔NQN香港=太田孝治〕(19:06)
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