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2007年11月 »
19日(月)
◆東証大引け・3日続落で年初来安値を更新――売買代金は低水準
19日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落した。大引けは前週末比112円5銭(0.74%)安の1万5042円56銭で、13日以来4営業日ぶりに年初来安値を更新し、2006年7月26日以来の水準に下がった。日米景気の先行き不透明感から買いを見送る投資家が多い中、鉄鋼や海運、商社、機械といった新興国関連銘柄に海外投資家の利益確定売りが増え、日経平均を押し下げた。下落続きで投資心理が冷え込んでいる個人からも見切り売りが出たといい、大引けにかけて日経平均は下げ幅を広げた。東証株価指数(TOPIX)は続落。
22日の感謝祭を前にした米国勢から手じまい目的の売りが出たという。16日の米株の反発や外国為替市場の円高一服を受け、朝方に日経平均は150円近く上げる場面があったが、上値は重く、次第に戻り待ちの売りが優勢となった。ただ、NTTやトヨタ、松下、三菱UFJといった時価総額上位の銘柄には値ごろ感による買いが目立った。
東証1部の売買代金は概算2兆2842億円と10月23日以来の低水準だった。売買高は同19億1435万株で、3営業日連続で20億株を下回った。東証1部の値下がり銘柄数は1287、値上がりは356、横ばいは75だった。
三菱商、三井物が安く、新日鉄、JFE、住友鉱が売られた。川崎汽、商船三井が下落し、新日鉱HD、AOCHDが下げた。三菱重は11カ月ぶりに500 円割れ。コマツ、日立建機の下げが目立った。半面、東京精、東エレクが上げ、アステラス、エーザイが上昇。日立は急反発した。
東証2部株価指数は3日続落し、13日以来4営業日ぶりに年初来安値を更新した。中央電、ソディック、スルガコーポが下げた。半面、ラオックス、STECHが上げた。〔NQN〕(15:22)
東証後場寄り・一時下げに転じる――戻りの鈍さ嫌気し安値接近
19日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げに転じて始まり、13日に付けた年初来安値(1万5126円63銭)に一時接近した。前引けにかけて急速に伸び悩んだ流れが続き、戻りの鈍さを嫌気した売りが出た。前場は上昇したみずほFGや三井住友FGが一時下げに転じた。ただ下値を積極的に売る動きはみられず、売り一巡後に日経平均は上げに転じている。東証株価指数(TOPIX)も下げに転じた。
前引け後の東証立会外取引でバスケット注文は662億円成立。市場では「投資家からの注文は売り買い均衡だった」との見方があった。
後場寄り前の大口成り行き注文は、売りが1140万株、買いが1960万株で差し引き820万株の買い越しだった。買越銘柄では金商の1277万株が目立つ。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算1兆702億円、売買高は同8億9495万株。東証1部の値下がり銘柄数は1181、値上がりは416、横ばいは114だった。
新日鉄、JFE、三菱商、三井物、住友鉱が下げ幅を拡大。アイフル、武富士が安い。半面、アステラス、第一三共が上げ、東京精、ニコン、東エレクが高い。トヨタ、ホンダはしっかり。〔NQN〕(12:59)
東証前引け・反発も伸び悩み――売買代金は1カ月半ぶり低水準
19日前場の東京株式市場で日経平均株価は反発したが、終盤に伸び悩む展開だった。前引けは前週末比43円21銭(0.29%)高の1万5197円82 銭だった。前週1週間で約430円下落した反動に加え、16日の米株の反発や円高一服を好感。主力株中心に値ごろ感の買いが入り、上げ幅は150円近くに達する場面があった。前週末に下げの目立った大手銀行株には買い戻しが入った。ただ、日米景気の先行き不透明感から上値では戻り待ちの売りが多く、前引けにかけて日経平均は上げ幅を縮めた。東証株価指数(TOPIX)はわずかながら反発した。
今週22日の感謝祭を前に、米国勢は持ち高整理を先行させているという。三井住友FGや三菱UFJといった大手銀行の9月中間決算発表を控え、国内勢の間では模様眺めムードが強いといい、商いは低調。前引けで東証1部の売買代金は概算9174億円と10月1日以来約1カ月半ぶりの低水準だった。売買高は同7億6278万株。東証1部の値上がり銘柄数は515、値下がりは1077、横ばいは116だった。
トヨタ、ホンダ、シャープが高く、アステラス、エーザイが上昇。NTT、ソフトバンクはしっかり。みずほFG、三菱UFJ、三井住友FGは伸び悩んだ。半面、アイフル、アコムが安く、商船三井、川崎汽が下落。新日鉄、住金が下げ、前週末に買われたJTは反落した。
東証2部株価指数は続落。中外鉱、ソディック、中央電が下げた。半面、オリコ、ラオックス、STECHが上げた。〔NQN〕(11:19)
東証寄り付き・反発で始まる――銀行株が上昇、上げ幅100円超す
19日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発して始まり、その後じり高。前週末の取引時間中の高値(1万5238円)を上回り、上げ幅は100円を超えている。前週末16日の米株式相場の反発や外国為替市場での円高一服を受け、トヨタやソニーなど主力株の一部に買いが先行した。前週末に下げが目立った三菱UFJなど銀行株にも自律反発狙いの買いが入っている。東証株価指数(TOPIX)も小幅に反発して始まった。
寄り付き前の大口成り行き注文は、買いが2620万株、売りが2380万株で差し引き240万株の買い越しだった。
シャープ、東エレク、信越化、ホンダ、ソフトバンクが上げている。東芝、日立はしっかり。半面、イオン、セブン&アイが下げ、前週末に高かったアサヒ、JTは下落している。〔NQN〕(09:16)
◆新興市場19日・ジャスダック平均が安値――地合い悪化で後場一段安
19日の新興企業向け株式相場は下落。日経ジャスダック平均株価は続落し、終値(確報)は前週末終値比14円8銭安の1749円15銭と、13日に付けていた年初来安値を4営業日ぶりに更新した。2004年12月以来の安い水準となる。小高く始まったものの、その後は徐々に下げ幅を拡大する展開。目立った手掛かりに乏しいなか、後場は日経平均株価の一段安につれて下げ足を速め、きょうの安値圏で終えた。朝方は高かった主力株が軒並み下げに転じたほか、直近上場銘柄の一角が大きく下げたことも投資家心理を冷やした。半面、好業績を発表した銘柄への積極的な買いも目立った。東証マザーズ指数は反落、大証ヘラクレス指数は3日続落。
ジャスダック市場の売買代金は概算で399億円、売買高は4151万株だった。NEOのユビキタが売買を伴って大幅続落。イートレード、オプト、プロパスト、ファンコミ、マクドナルド、インデックス、エイチアイが売られ、テレウェイヴ、アーク、ネットインデが値幅制限の下限(ストップ安)まで下落した。半面、楽天、インテリが小高く、シライ電子、報国鉄が急伸。シダックスは値幅制限の上限(ストップ高)まで上昇して終えた。主力株で構成するJストック指数は3日続落。
マザーズ指数の終値は前週末比17.05ポイント安の823.09だった。ミクシィ、ngi、ディーエヌエ、CCI、アクロディア、アプリックス、GCA、ACCESS、フリービット、ソネットが売られた。半面、サイバー、フルスピード、アルデプロが買われた。
ヘラクレス指数の終値は前週末比34.04ポイント安の1232.95だった。ASSET、ZENTEK、地域新聞社、ダヴィンチ、Mスクウェア、ぐるなび、エンジャパン、大証、マネパ、Tアルファが売られ、ナチュラム、タボリナクスが買われた。〔NQN〕(15:41)
新興市場前引け・手掛かり乏しく小幅下落――個人は様子見気分
19日前場の新興企業向け株式相場は小幅に下落。日経ジャスダック平均株価は小幅に続落し、前引け(11時1分時点)は前週末終値比6円46銭安の 1756円77銭だった。相場全体を方向付けるような手掛かりが特に見当たらず、方向感に乏しい展開。日経平均株価は反発したが、好感した買いが続かず、むしろ東証1部銘柄への見直し買いで資金が流出している面もあったという。前引けにかけては散発的な売りでやや弱含んだ。外部環境が不透明とあって、個人は総じて様子見気分という。東証マザーズ指数は小反落、大証ヘラクレス指数は小幅続落。
ジャスダック市場の売買代金は概算で197億円、売買高は2869万株だった。イートレード、オプト、エイチアイ、プロデュース、インデックスが売られ、テレウェイヴ、アークが急落。ネットインデは下方修正を嫌気して売り気配となっている。楽天、ユビキタ、インテリ、プロパスト、ファンコミが買われ、シライ電子、報国鉄が急伸。シダックスは上方修正を受けて買い気配。主力株で構成するJストック指数は小反発。
マザーズ指数の前引けは前週末比3.61ポイント安の836.53だった。ミクシィ、ngi、アクロディア、アプリックス、フリービット、ACCESSが売られ、フルスピード、CCI、ディーエヌエ、アルデプロが買われた。サイバー、GCAは横ばい。
ヘラクレス指数の前引けは前週末比8.08ポイント安の1258.91だった。ASSET、ZENTEK、Mスクウェア、ダヴィンチ、ネクスジェン、マネパ、エンジャパン、大証が売られた。一方、地域新聞社、ぐるなび、ナチュラム、タボリナクスが買われた。〔NQN〕(11:16)
◆米国株、3日ぶり反発――HP買われダウ66ドル高、金融株は軟調
16日の米株式相場は3日ぶりに反発。ダウ工業株30種平均は前日比66ドル74セント高の1万3176ドル79セントで終えた。ダウ平均は週間で 134ドル(1%)上昇した。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は18.73ポイント高の2637.24で終えた。ハイテクなど個別に好材料の出た銘柄を中心に買いが優勢となった。ただ、米景気への不透明感が意識され、上値も限定的だった。
アナリストが投資判断を引き上げたヒューレット・パッカード(HP)や追加の自社株買い計画を発表したシスコシステムズなどが上昇。原油高に加え、投資判断の引き上げが支援材料となったシェブロン、コノコフィリップスが堅調だった。ダウ平均は前日までの続落で1.5%下げており、押し目買いを誘った面もある。
ただ、上値は重かった。10月の鉱工業生産が市場予想に反して減少、設備稼働率も市場予想を下回った。さらに米宅配・航空貨物大手フェデックスが利益見通しを下方修正し、米景気への先行き不透明感が意識された。午前のクロズナー米連邦準備理事会(FRB)理事の講演内容が追加利下げに消極的と受け止められたことも、相場の上値を抑える一因になった。ダウ平均は下げに転じる場面もあった。
S&P500種株価指数は7.59ポイント高の1458.74で終えた。業種別S&P株価指数(全十業種)は「エネルギー」や「情報技術」など八業種が上昇した。半面、「金融」「一般産業」が下げた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約17億6000万株(速報値)、ナスダック市場は約24億8000万株(同)。
HPは3%超上昇し、ダウ構成銘柄で上昇率トップ。シスコは2%上げた。シェブロンは2%高。早朝発表の決算で一株利益が市場予想を上回ったアン・テーラーが買われた。
半面、フェデックスが4%安。同業のUPSも売られた。前日夕に発表した収益見通しが市場予想を下回ったスターバックスは過去1年(52週)安値を更新した。住宅ローン融資などに関連した費用計上で第4四半期は赤字に転落する見通しと発表した金融のハンティントン・バンクシェアーズが大幅安。シティグループ、JPモルガン・チェースも下げた。
〔NQNニューヨーク=海老原真弓〕(07:53)
◆ロンドン株寄り付き 反発で始まる
【ロンドン=欧州総局】19日朝のロンドン株式相場は反発。FTSE百種総合株価指数は午前9時15分現在、前週末終値比10.8ポイント高の6302.0で推移している。(18:20)
ロンドン株10時 続落 銀行株が軟調
【ロンドン=欧州総局】16日午前のロンドン株式相場は続落。FTSE百種総合株価指数は午前10時現在、前日終値に比べ38.0ポイント安の6321.6で推移している。
前日の米国株、この日のアジア株の下落を映して安く始まった。引き続き、米国の信用の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の広がりが懸念材料。一時、6308.4まで下げた。現在、約7割の銘柄が値を下げている。
銀行株が下落。前日、米銀行大手のウェルズ・ファーゴが住宅市場について悲観的な見通しを示したのを受けている。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、HBOS、アライアンス・アンドレスター、バークレイズなどの下げ幅が大きい。
鉱業のBHPビリトンは上昇。同社は競合するリオ・ティントに買収を仕掛けているが、リオ・ティント側が同社に対して対抗買収に出る可能性があるとの観測が買い材料となっている。
(11/17 0:26)
ロンドン株15日 72.5ポイント安で終了
【ロンドン=欧州総局】15日のロンドン株式相場は反落。FTSE百種総合株価指数は前日終値に比べ72.5ポイント安の6359.6で引けた。
バークレイズ銀行が米サブプライム問題に絡んだ損失を13億ポンド計上したのを受け、銀行株を中心に、午前中から売りが先行した。金属相場の下落から鉱業株の多くも売られた。値下がり銘柄は約8割。
銀行株は全面安。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドは、同18.5ペンス安の448.50ペンス、HBOSは同25.5ペンス安の783ペンスだった。、バークレイズは、損失額が予想以下だったことから下げは小幅にとどまり、同2.5ペンス安の530.50ペンス。
信用調査のエクスペリアン・グループは、同45.2ペンス安(9.53%下落)と大きく売られた。
不動産のブリティッシュ・ランドは、同38.5ペンス安の912ペンス。4―9月期の資産価値が前年と変わっていないことを発表したことが嫌気された。
半面、ビールのスコティッシュ・アンド・ニューカッスルは、カールスバーグとハイネケンの連合が買収条件を引き上げたことを好感し、同16.5ペンス高の757ペンスと買われた。
(11/16 2:35)
◆ドイツ株16日 DAXは54ポイント安の7612
【フランクフルト支局】16日のフランクフルト株式相場は続落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比54.77ポイント安(0.71%下落)の7612.26。
インフィニオンが前日の大幅下落の流れから10.4%下落。金融株の一角も軟調で、不動産金融大手のヒポ・レアルが3.5%下落。コメルツ銀行、ドイツ銀行も売られた。VWは二営業日ぶりに下げた。ダイムラー、タイヤ大手のコンチネンタルも安い。
一方、ポストバンクが2.9%上昇。メトロは業界再編観測から買われた。ドイツ取引所、電力のRWEも高かった。(02:04)
◆シンガポール株19日・3日続落――7―9月期GDPの下方修正嫌気
19日のシンガポール株式相場は3日続落。ST指数の終値は前週末比29.24ポイント(0.84%)安の3411.72だった。シンガポール政府が朝方に発表したシンガポールの7―9月期の実質国内総生産(GDP)の改定値が速報値から下方修正されたことで、市場心理が冷え込んだ。香港株などアジアの主要な株価指数が全般に軟調に推移したことも相場の重しとなった。
朝方は買いが先行。前週末の米株高を受けて銀行株や不動産株に買いが広がった。ハイテク株の一角も買われ、3400台半ばを中心に堅調に推移する場面も目立った。しかし、指数は前引けにかけて下落。朝方に上昇をけん引した銀行株が相次いで下げに転じた。後場も買いは戻らず、指数は3400台前半で軟調に推移した。
シンガポール政府は7―9月期の実質GDP改定値を、前年同期比8.9%増と発表。10月発表の速報値(前年同期比9.4%増)から下方修正した。
DBS、OCBC銀行が売られ、クリエイティブT、ジュロンテックがさえなかった。半面、ケッペルランド、UOLが高く、F&N、コンフォートデルグロが買われた。
〔NQN香港=桶本典子〕(11/19 19:05)
◆香港株大引け・3日続落 中国からの資金流入期待が後退、薄商い
19日の香港株式市場でハンセン指数は3日続落。終値は前週末比154.26ポイント(0.55%)安の2万7460.17だった。中国からの投資資金流入期待が後退し、中国本土系銘柄を中心に売りが広がった。根強い米景気の先行き不透明感を背景に様子見気分も強く、2カ月ぶりの薄商いとなった。
17日付の香港紙各紙は「中国当局が深セン市で、香港市場などで運用するための不法資金を取り扱っていた地下銀行を摘発した」と報道。前週末に深セン市で預金引き出し制限が設定されたことに続き、中国当局の不正資金の香港流出に対する厳しい姿勢が意識され、中国からの資金流入期待の後退につながった。金融株を中心とした中国本土系銘柄が下落。資金の流入先になると期待されていた香港取引所や、不動産株の一角にも売りが先行した。指数は後場もおおむね軟調に推移した。
ただ、指数が2万7000台前半に下げ幅を広げる場面ではインフラ関連株などに押し目買いが入り、下値は支えられた。朝方に売られた不動産株も後場には持ち直す銘柄が目立った。香港のメーンボード(東証一部に相当)の売買代金は概算で1039億香港ドルと、9月18日(805億香港ドル)以来、2 カ月ぶりの低水準となった。
中国移動、中国人寿保険、中国工商銀行、中国平安保険が売られ、HSBC、ハチソン、中電控股、富士康国際がさえなかった。半面、中国連合通信、中国網通が上げ、長江実業、新鴻基地産、長江基建が買われた。
ワンコイン・ショップ事業を手掛ける十友が香港のメーンボードに新規上場。通常取引前の「プレオープニング」での初値は1.38香港ドルと、公開価格(1.5香港ドル)を8%下回った。終値は1.550香港ドルだった。
中国関連株ではH株(香港上場の中国本土企業株)指数とレッドチップ(中国本土系香港企業株)指数も3日続落。
〔NQN香港=桶本典子〕(11/19 18:00)
香港株前引け・続落 指数は2万7000台前半、中国系銘柄が安い
19日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。前引けは前週末比241.60ポイント(0.87%)安の2万7372.83だった。中国からの資金流入期待の後退を背景に中国本土系銘柄に売りが出て、指数を押し下げた。
17日付の香港紙各紙は「深セン市で香港市場などで運用するための不法資金を取り扱っていた地下銀行が摘発された」と報道。前週末の深セン市での預金引き出し制限の設定に続き、中国当局による不正資金の流出取り締まりの姿勢が意識され、中国からの投資資金流入期待の後退につながった。中国本土系銘柄のほか、資金の流入先になると目されていた香港取引所や不動産株にも売りが広がった。
前週末の米株高を背景に出遅れ感の出ていた小売株やインフラ関連株などに押し目買いが入り、指数は上げに転じる場面もあった。しかし、前週末の米国市場で発表された10月の鉱工業生産が市場予想に反して減少したことなどを受けて米景気の先行きに対する不透明感も根強く、買いは続かなかった。香港のメーンボード(東証一部に相当)の売買代金は618億香港ドル。
中国移動、中国人寿保険、中国工商銀行、中国平安保険が安く、HSBC、長江実業、新鴻基地産が下げた。中電控股、富士康国際も下落。半面、中国連合通信、中国網通、長江基建、エスプリが買われた。
中国関連株ではH株(香港上場の中国本土企業株)指数は大幅続落。レッドチップ(中国本土系香港企業株)指数も続落した。
〔NQN香港=桶本典子〕(11/19 14:51)
香港株寄り付き・もみ合い――中国系に売り先行も押し目買い
19日前場寄り付きの香港株式市場でハンセン指数はもみ合い。指数は2万7000台半ばで推移している。前週末に香港株への不正資金の流出を巡る中国当局による取り締まり強化が相次いで伝わり、中国からの資金流入期待が後退。中国本土系銘柄の一角に売りが先行した。しかし、その後は前週末の米株高を背景に押し目買いが入り、指数は前週末終値を挟んでもみ合っている。
前週には中国人民銀行(中央銀行)が深セン市の商業銀行に対し、預金引き出しを制限するよう命じたことが伝わった。さらに17日付の香港紙各紙は「深セン市で香港株への違法投資のアジトが摘発された」と報道。中国当局による香港株への不正投資の取り締まりの姿勢が意識されている。
一方、19日付の香港紙・信報が報じた週末17―18日の香港域内の新築販売件数は59件と前週末の63件から減少し、不動産株の重しとなっている。ただ、指数が2万7000台前半に下げ幅を広げる場面では小売株やインフラ関連株の一角に買いが入っている。
東亜銀行、ハンセン銀行、中国人寿保険、中電控股が安く、新鴻基地産、ヘンダソンランドが売られている。半面、中国連合通信、長江基建、エスプリが高い。
中国関連株ではH株(香港上場の中国本土企業株)指数は大幅続落して始まった。レッドチップ(中国本土系香港企業株)指数は前週末終値(5869)と同水準で始まり、その後はもみ合っている。
〔NQN香港=桶本典子〕(11/19 11:59)
◆上海株19日・3日続落――追加引き締め引き続き警戒、B株は反発
19日の中国株式市場で上海株式相場は3日続落。上海総合指数は前週末比46.457ポイント(0.87%)安の5269.817だった。中国当局による早期の追加的な金融引き締めが引き続き警戒され、大手銀行株を中心に売りが出た。
19日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「中国当局が国内の商業銀行に対し、年末にかけて融資を凍結するよう指示した」と報道。中国の地元メディアでも報じられたため、中国株高の背景である過剰流動性に対する中国当局の引き締め姿勢強化の可能性が意識された。市場では中国人民銀行(中央銀行)による年内の追加利上げを予想する声も多く、銀行株など主力株を中心に売りが出た。
19日付で上海総合指数に組み入れられた時価総額最大の中国石油天然気(ペトロチャイナ)が利益確定売りで下げたことも、指数を押し下げる要因となった。鉄鋼株や電力株のほか、小売株など中小型株には値ごろ感を背景に買いが入ったものの、相場の押し上げ効果は限られた。
中国銀行、中国工商銀行、招商銀行が下落し、中信証券、中国人寿保険、中国石油化工、大秦鉄路が売られた。半面、宝山鋼鉄、武漢鋼鉄、中国長江電力、華能国際電力が上昇。貴州茅台酒、青島ビール、中国連合通信が買われた。
上海の米ドル建てB株相場は三営業日ぶりに反発。上海B株指数の終値は前週末比1.822ポイント(0.53%)高の339.353だった。最近の指数の急ピッチな下げを受けて値ごろ感が強まり、幅広い銘柄に買い戻しが入った。
〔NQN香港=早川亜美〕(11/19 16:56)
上海株、反発で始まる――0.2%高、鉄鋼株に買いが先行
19日朝方の中国株式市場で、上海株式相場は反発して始まった。通常取引開始前の「プレオープニング」で上海総合指数は前週末比0.16%高い5325を付けた。鉄鋼株などに自律反発を期待した買いが先行している。
〔NQN香港=太田孝治〕(11/19 10:49)
外為17時・円、110円台後半に反落 米株高で一時111円も下げ渋り
19日の東京外国為替市場で円相場は反落。17時時点では前週末の同時点に比べて53銭円安・ドル高の1ドル=110円61―64銭前後で推移している。朝方の円売り一巡後は、下げ渋る展開となった。午後に日本株が下げに転じて下げ幅も拡大したほか、上海株を中心に他のアジア株も軟調に推移。リスク資産圧縮懸念から円買い・ドル売りが進み、円は14時30分ごろに一時110円37銭程度まで下げ幅を縮小した。夕刻にかけてはドルがユーロや英ポンドに対して買われたことにつれた円売り・ドル買いが出るなど一進一退を続けた。
朝方は、米国株が反発したことを受けて投資家のリスク回避姿勢が緩和し、円売り・ドル買いが進んだ前週末の海外市場の流れを引き継いで始まった。中値決済にかけては国内輸入企業の円売りも出た。9―17時の円の安値は9時過ぎに付けた111円08銭程度で、東京市場では2営業日ぶり。値幅は71銭程度。
円はユーロに対して反落。17時時点では前週末の同時点に比べて76銭円安・ユーロ高水準の1ユーロ=161円98銭―162円01銭前後となっている。朝方は対ドルの円相場同様に、リスク回避姿勢が和らいだ投資家の円売り・ユーロ買いが先行。ただその後はアジア株の軟調を受けて円買い・ユーロ売りが強まる場面があった。ドルが欧州通貨に対して買われる場面でも円買い・ユーロ売りが入り、円は対ユーロでも下げ渋った。
ユーロは対ドルでは横ばい。17時時点では前週末の同時点と同じ1ユーロ=1.4643―46ドル前後で推移している。朝方は前週末の海外市場で米利下げ観測などを背景にユーロ買い・ドル売りが入った流れを引き継いで始まった。ただ夕刻にかけては持ち高調整のドル買いが強まり、ユーロは伸び悩んだ。〔NQN〕(17:35)
外為12時・円、110円台後半に反落――対ユーロも反落し162円台半ば
19日午前の東京外国為替市場で円相場は反落。12時時点では前週末の17時時点に比べ62銭円安・ドル高の1ドル=110円70―73銭前後で推移している。米国株が反発したことを受けて投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、円売り・ドル買いが進んだ前週末の海外市場の流れを引き継いで始まった。国内輸入企業の円売り・ドル買いなども出た。円は9時過ぎに一時111円08銭程度まで売られ、東京市場では2営業日ぶりに111円台を付けた。ただその後は日本株の伸び悩みや上海株の軟調などを背景に投資家のリスク許容度が再び低下。利益確定の円買い・ドル売りが入り、円は下げ幅やや縮めた。9―12時までの円の高値は110円67銭程度、値幅は41銭程度。
円はユーロに対して反落。12時時点では前週末の17時時点に比べて1円22銭円安・ユーロ高水準の1ユーロ=162円44―47銭前後となっている。朝方は前週末の海外市場の流れを受けて、リスク回避姿勢が和らいだ投資家の円売り・ユーロ買いが先行して始まった。ただその後は対ドルの円相場同様に、日本株の伸び悩みなどを背景に円が買い戻され、円は下げ渋った。
ユーロは対ドルで反発。12時時点では前週末の17時時点に比べ0.0030ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.4673―76ドル前後で推移している。米追加利下げ観測などを背景にユーロ買い・ドル売りが進んだ前週末の海外市場の流れを引き継いで始まった。その後は対ユーロの円売りにつれてユーロ買い・ドル売りがさらに進んだものの、正午にかけてはリスク回避の円買い・ユーロ売りに連動し、ユーロ売り・ドル買いが出る場面もあった。〔NQN〕 (12:22)
外為早朝・円、110円台後半に反落して始まる――対ユーロは大幅反落
19日の東京外国為替市場で円相場は反落して始まった。8時30分時点では前週末の17時時点に比べて79銭の円安・ドル高水準の1ドル=110円 87―90銭前後で推移している。米鉱工業生産などの米経済指標が市場予想を下回ったものの、米国株が反発しリスク回避姿勢が和らいだ投資家の円売り・ドル買いが優勢になった前週末の海外市場の流れを引き継いで始まった。市場では「11月決算期末を控えたヘッジファンドの利益確定の円買い・ドル売りも一巡した」(欧州系銀行)との見方も出ている。
円は対ユーロで大幅反落。8時30分時点では1ユーロ=162円65―68銭前後と前週末の17時時点と比べて1円43銭の円安・ユーロ高水準で推移している。米国株の反発を受けてリスク回避姿勢が和らいだ投資家の円売り・ユーロ買いが優勢になった前週末の海外市場の流れを引き継いだ。
ユーロは対ドルでは反発して始まった。8時30分時点では前週末の17時時点と比べて0.0023ドルのユーロ高・ドル安水準の1ユーロ= 1.4666―69ドル前後で推移している。米追加利下げ観測などを背景にユーロ買い・ドル売りが優勢になった前週末の海外市場の流れを受けた。〔NQN〕(09:17)
人民元が続落――銀行間の17時30分時点は7.4278―86元
19日の中国外国為替市場で人民元相場は対米ドルで続落。中国人民銀行(中央銀行)傘下の中国外貨交易中心(外為取引センター)が運営するホームページ「中国貨幣網」によると、現地時間17時30分(日本時間18時30分)時点の銀行間取引のレートは、前週末の同時点に比べ0.0031元の元安・米ドル高の1米ドル=7.4278―86元だった。一方、同時点の外為取引センター経由の取引は7.4256―7.4318元だった。
〔NQN香港=太田孝治〕(18:52)
人民元、19日基準値は7.4303元――前週末基準値比で上昇
中国人民銀行(中央銀行)は19日、中国外国為替市場での人民元レートの基準値となる「中間値」を1米ドル=7.4303元と発表した。前週末の基準値(7.4336元)と比べると0.0033元の元高・米ドル安水準。16日の現地時間17時30分(日本時間18時30分)時点で、銀行間取引での人民元レートは7.4247―58元だった。
〔NQN香港=太田孝治〕(10:30)
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