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2008年3月 »
2日(日)
◆今週の見通し・株式 為替や景気にらみ不安定に
今週の株式相場は日米景気や為替動向をにらんで不安定な展開か。先週末に円相場が急上昇したことを受けて輸出企業を中心に収益悪化への警戒感が台頭。円高が一段と進めば日経平均株価は下値を探る場面がありそうだ。日米とも注目度の高い経済指標の発表を控えており、内容次第では株価指数先物主導で荒い値動きとなる可能性がある。
先週は日経平均が週間で102円(0.7%)上昇。米金融保証会社(モノライン)の格付け維持が相次ぎ信用不安が和らいだことを手掛かりに、2月27日には約1カ月半ぶりに1万4000円台を回復した。ただ目先の目標達成感から上値では戻り待ちの売りに押されやすく、週末にかけて為替相場の円高進行を嫌気した売りも出た。
先週末のシカゴ市場で日経平均先物3月物の清算値は大証終値を下回った。米株式相場も大幅下落しており、今週は売り先行で始まる公算が大きい。
米サプライマネジメント協会(ISM)の2月の景況感指数や雇用統計など重要な経済指標の発表を控え、株式相場が海外要因に左右される展開が続きそうだ。特に5日発表のISM非製造業景況感指数が前回(1月)に2001年10月以来の水準まで低下し株安を招いたこともあり、注目度は高い。
国内では5日に発表される2007年10―12月期の法人企業統計に市場関係者の注目が集まる。前回の7―9月期では経常利益が5年3カ月ぶりに減少し、設備投資も二期連続で減った。今回も減少が続けば来期の企業業績に対する弱気な見方が強まるため、売り材料視されそうだ。
足元は外国人投資家の売りは一巡したとの声が多い。ただ日米景気動向や企業業績の先行き不透明感から様子見姿勢の投資家も多い。ヘッジファンドや個人投資家などの短期売買が中心で商いが膨らみにくいなか、株価指数先物への仕掛け的な売買で現物株の値動きも荒くなる可能性がある。3月期末を前に国内金融機関の決算対策売りを警戒する声も出ている。
(07:00)
◆今週の見通し・NY株 景気懸念、荒っぽい展開か
今週の米株式相場は荒っぽい展開が予想される。悪い内容の経済統計が相次いだことなどから、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題が景気後退につながるとの懸念が改めて強まっているためで、マクロ景気の動向に敏感に反応する地合いが続きそう。「モノライン」と呼ばれる金融保証業者の救済策の行方も焦点だ。
先週のダウ工業株30種平均は週末にかけての2営業日で続落し、合計の値下がり幅は430ドル弱に達した。バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長が「小規模な金融機関の破綻があるかもしれない」と発言したほか、住宅や雇用関連など広範な分野で経済統計が事前予想を下回ったこともあり、投資家心理が急速に悪化した。
モノライン問題は、中堅のアシュアード・ギャランティーが先週末、投資ファンドから出資を受けると発表するなど一部で前向きな動きも出ている。その一方で、大手のアムバック・フィナンシャル・グループは救済策のとりまとめが難航しているとの観測も浮上。引き続き株価を左右する要因となりそうだ。(ニューヨーク=山下茂行)
[3月2日/日本経済新聞 朝刊] (3/2 7:00)
◆今週の見通し・為替 ドル売り一段と加速も
円相場は今週、ドル売りが一段と加速するとの見方が強い。米経済指標が悪化の度合いを深めるなど、米景気の後退懸念が強まっている。
先週末には一時、約2年11カ月ぶりの円高・ドル安水準となる1ドル=103円台を付けた。ドルを買い戻す材料は出にくく、引き続きドル売りが優勢になりそうだ。市場参加者の予想は101―105円台に集まっている。
今週は米景気の足取りを確認する上で重要な指標の発表が相次ぐ。5日には米サプライマネジメント協会(ISM)が2月の非製造業景況感指数を発表。1月は景気判断の分かれ目である50を約5年ぶりに下回った。7日発表の2月の米雇用統計で、雇用環境が一段と悪化していると、ドル売りが膨らむだろう。
前週にはバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が米景気の下振れリスクに言及。FRBが5日に発表する米地区連銀経済報告(ベージュブック)の景気判断も注目だ。
欧州中央銀行(ECB)は6日に理事会を開く。市場では金利を据え置くとの予想が大勢だ。 (07:00)
米景気懸念でドル敬遠、市場でドル先安観強まる
【ニューヨーク=発田真人】米景気の後退懸念を背景にドルの先安観が強まっている。利下げ観測から投機筋などによるドル売りが進み、対ユーロで1 ユーロ=1.5ドルを突破、対円でも1ドル=103円台と約3年ぶりの安値まで下げた。原油などに流れ込んだマネーは商品相場を押し上げており、景気減速と物価上昇が同時に進むスタグフレーションへの警戒感がドル安に拍車をかける「負の連鎖」が強まっている。
2月29日のニューヨーク市場ではユーロは1ユーロ=1.51ドル台後半、円も前日比1円65銭円高・ドル安の1ドル=103円65―75銭で取引を終えた。同日の米株式市場でもダウ工業株30種平均が前日比315ドル安と大幅続落した。 (11:16)
米市場、景気懸念に動揺――円、4日で4円上昇
【ニューヨーク=発田真人】米国の金融不安と景気悪化懸念の高まりを受け、ニューヨークの金融・資本市場の不安定さが急速に強まっている。29日の外国為替市場ではドル売りが加速し、円相場は1ドル=103円65―75銭で取引を終え、2005年3月以来、約3年ぶりとなる円高・ドル安水準となった。株式市場ではダウ工業株30種平均が300ドル超の大幅安。投資マネーは債券や金など安全とされる資産に逃避している。
円相場はわずか4日間で4円35銭の急速な円高・ドル安となった。ダウ平均は29日に前日比315ドル79セント安の1万2266ドル39セントと大幅続落。一時は前日比358ドル安まで売られた。金融株が先導する形で売りは全業種に及び、全30銘柄が下げた。
◆国富ファンドで金融立国の道へ・竹中氏がNYで講演
【ニューヨーク=山下茂行】「国富ファンドの立ち上げなどを突破口に、日本は世界の金融センターを目指すべきだ」。竹中平蔵慶応大教授は2月29日、米ニューヨーク市内で日本経済の将来像などをテーマに講演した。日本経済新聞とのインタビューでは「金融業が力をつければ個人金融資産1500兆円の利回りが向上し、消費や税収などにも好影響が期待できる」などと語った。(07:00)
本日のニュース一覧
- 今週の見通し・株式 為替や景気にらみ不安定に (07:00)
- 東証大引け・大幅続落 円高と米金融不安を嫌気、22日以来の安値 (29日 15:44)
- 新興市場29日・3指数が反落――IPO好調も実質商いは振るわず (29日 18:52)
- 株価指数先物・オプション・大引け――続落、売買高は低調続く (29日 15:44)
- 東証14時・下げ渋り――25日移動平均が支え、トヨタが下げ幅縮小 (29日 14:41)
- 今週の見通し・為替 ドル売り一段と加速も (07:00)
- NY円、大幅高 103円65―75銭、株安で約3年ぶり円高水準 (01日 08:17)
- ロンドン外為29日 円は対ドルで大幅続伸 (01日 01:28)
- NY円、103円台に上昇 2年11カ月ぶり、米株大幅安で (01日 00:20)
- ロンドン円が上昇、一時104円3銭 (29日 23:05)
- 今週の見通し・NY株 景気懸念、荒っぽい展開か (07:00)
- 米国株、大幅続落――ダウ315ドル、ナスダック60ポイント安 AIG決算や指標嫌気 (01日 08
- ロンドン株29日 81.4ポイント安で終了 (01日 06:24)
- ドイツ株29日 DAXは114ポイント安の6748 (01日 02:12)
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