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2008年3月 »
14日(金)
◆東証大引け・大幅続落――円高など嫌気し連日で安値更新
14日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。大引けは前日比191円84銭(1.54%)安の1万2241円60銭だった。連日で昨年来安値を更新し、2005年8月10日以来の安値を付けた。アジアの株式相場が軟調に推移したほか外国為替市場で円相場が強含んだことなどを嫌気した売りが優勢だった。海運株や不動産株、自動車株などの下げが目立った。東証株価指数(TOPIX)も続落し、05年8月以来の安値を付けた。
朝方は、13日の米国株式相場が小幅ながら反発したことや円高・ドル安の動きが一服したことなどを背景に上昇した。もっとも、一巡後は買いが続かず、持ち高を減らす売りに押されて徐々に下げ幅を広げた。アジアの株式相場が総じて軟調に推移したことや円相場が再び強含みで推移したことなどを嫌気し、日経平均の下げ幅は一時200円を超えた。午後の東京外国為替市場では、円相場が一時1ドル=99円台に上昇した。来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧米金融機関の決算発表などが予定されていることから「内容を見極めたい」として買い手控え気分が強い中、機関投資家などから持ち高を減らす売りも断続的に出た。
株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ寄り付きの売り買いは、日経平均採用1銘柄あたり400万株弱で、売り買いは均衡していたとの見方があった。SQ値は試算で1万2518円65銭で、前日終値を約85円上回った。
東証1部の売買代金は概算3兆7867億円、売買高は同31億4890万株。SQ値算出に絡んだ朝方の売買で大きく膨らんだ。9時15分時点での売買代金は同1兆8600億円だった。売買代金は07年12月14日の株価指数先物・オプション07年12月物のSQ算出日以来の高水準だった。売買高は07年8月10日以来の大きさ。東証1部の値下がり銘柄数は1394、値上がりは238、横ばいは85だった。
トヨタ、ホンダの自動車株が下げ、みずほFG、三菱UFJ、三井住友FGの大手銀行株も売られた。ソニー、キヤノン、京セラ、TDKが安く、三菱商、三井物、丸紅など商社株も下落した。武田、信越化、菱地所も軟調。一方、ファナック、コマツが堅調で、ファストリも高い。テルモ、アドテストが上げ、国際石開帝石も上昇した。
東証2部株価指数は続落。オリコが軟調で、STECH、昭ゴムも安い。モリモトも売られた。半面、スルガコーポが高く、中央電、SHOEIも上昇した。〔NQN〕(15:42)
東証14時・下げ幅拡大――アジア株軟調や円高を嫌気
14日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を広げている。下げ幅は一時200円を超え、1万2200円台前半まで水準を下げた。香港株式相場が下落に転じるなどアジアの株式相場が総じて軟調で、株価指数先物市場での仕掛け的な売りや休日を控えて買い持ち高を減らす売りに押されている。東証株価指数(TOPIX)も一段安。
外国為替市場で円相場が1ドル=100円台前半に上昇していることも嫌気されている。市場では、欧米金融機関の経営に対する不安など信用リスク問題が引き続き相場の重しになっているとの指摘も聞かれる。
14時時点の東証1部の売買代金は概算3兆1845億円、売買高は同26億1060万株。東証1部の値上がり銘柄数は252、値下がりは1385、横ばいは79。
トヨタ、ホンダが下げ幅を広げ、みずほFG、三菱UFJ、三井住友FGの大手銀行がそろって安い。三井物、三菱商の商社株も軟調。一方、ファナックが小幅高で、ファストリ、テルモが高い。NTTデータも堅調。〔NQN〕(14:12)
東証後場寄り・軟調――アジア株のさえない動きを嫌気
14日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は小幅安に転じるなど軟調な値動き。前日の終値付近の1万2400円台半ばで推移している。上海株式相場が下落して推移、香港株式市場でもハンセン指数が上げ幅を縮めるなどアジア株式相場のさえない動きを嫌気した売りに押されている。外国為替市場で円相場が1ドル=100円台半ばに上昇していることも買い手控えの一因になっている。東証株価指数(TOPIX)は下げ幅を広げている。
東証前引け後の立会外取引でバスケット注文は約183億円成立し、買い決め(投資家の買い・証券会社の自己売買部門の売り)がやや優勢だったとの見方があった。後場寄り付き前の大口成り行き注文は、買いが740万株、売りが860万株で差し引き120万株の売り越しだった。
12時45分時点の東証1部の売買代金は概算2兆6620億円、売買高は同21億2954万株。東証1部の値上がり銘柄数は499、値下がりは1121、横ばいは96だった。
京セラや信越化が一時、小幅安に転じた。トヨタやホンダの自動車株が引き続き安く、三菱商や三井物の商社株の一角も軟調。一方、みずほFG、三菱UFJの大手銀行株の一角が小幅高に転じ、ソニーやキヤノンが引き続き堅調。〔NQN〕(13:38)
東証前引け・反発――米株高や円高一服で買い安心感
14日前場の東京株式市場で日経平均株価は反発。前引けは前日比64円19銭(0.52%)高の1万2497円63銭だった。13日の米国株式相場が小幅ながら反発したことや、外国為替市場で円高・ドル安の動きが一服していることなどが買い安心感につながった。石油株や紙・パルプ株、電機株などが高い。東証株価指数(TOPIX)は続落。
13日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は小幅ながら反発した。下落して始まったものの、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がリポートで、大手金融機関による信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の評価損計上は峠を越えたと指摘したことをきっかけに急速に持ち直して終えた。14日午前の東京株式相場はこうした流れを引き継いで始まった。東京外国為替市場では円相場が一時、1ドル=101円台に下落するなど、円高・ドル安の動きが一服し、株式相場を下支えした。
株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ寄り付きの売り買いは、日経平均採用1銘柄あたり400万株弱で、売り買いは均衡していたとの見方があった。SQ値は試算で1万2518円65銭で、前日終値を85円21銭上回った。
前引けで東証1部の売買代金は概算で2兆5122億円、売買高は同19億9604万株。SQ値算出に絡んだ朝方の売買で大きく膨らんだ。9時15分時点での売買代金は同1兆8600億円だった。東証1部の値上がり銘柄数は539、値下がりは1051、横ばいは126だった。
ソニー、キヤノンなど電機株の一角が高く、ファナック、京セラ、東エレクも上昇した。信越化、コマツも堅調。武田が上げ、ファストリも買われた。一方、トヨタ、ホンダの自動車株が下げ、三菱商、三井物の商社株も安い。みずほFG、三菱UFJの大手銀行株の一角も軟調。KDDI、TDKが下落し、菱地所、住友鉱も売られた。
東証2部株価指数は続落。オリコ、昭ゴムが下げ、STECH、モリモトも安い。半面、スルガコーポが高く、中央電、日精機も上げた。〔NQN〕(11:23)
東証10時・1万2500円台半ばで堅調――円高・ドル安一服が下支え
14日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は1万2500円台半ばで堅調。株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ寄り付きの売り買いが一巡した後は、模様眺め気分が強まっているものの、東京外国為替市場で円高・ドル安の動きが一服していることが下支えしている。東証株価指数(TOPIX)は小幅安に転じる場面があったが、再び小幅高に転じている。
13日の米国株式相場は反発したものの、外国為替相場への影響が大きい米連邦準備理事会(FRB)の金融政策や欧米金融機関の決算動向などを見極めたいとする投資家が多く、積極的な売買は手控えられている。
10時時点の東証1部の売買代金は概算2兆1820億円、売買高は同16億9923万株。東証1部の値上がり銘柄数は656、値下がりは935、横ばいは125だった。
キヤノン、ファナックが上昇し、京セラ、ソニーも高い。武田、ファストリの上げも目立っている。みずほFG、三井住友FGの大手銀行株も堅調。半面、トヨタ、ホンダが小幅安で、TDK、信越化も安い。KDDIも軟調。
東証2部株価指数は続落。STECHが安く、昭ゴム、モリモトも下落。一方、スルガコーポが高く、中央電、日精機が上昇。〔NQN〕(10:19)
東証寄り付き・反発して始まる――日経平均の上げ幅100円超
14日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発して始まった。13日の米国株式相場が反発したことや朝方の外国為替市場で円相場が1ドル= 101円台後半で落ち着いた動きとなっていることを背景にした買い安心感が下支えした。日経平均の上げ幅は100円を超え、1万2500円台半ばで推移している。東証株価指数(TOPIX)も小反発で始まった。
前日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は小幅ながら反発した。米投資ファンド、カーライル・グループ系投資会社の経営難や2月の米小売売上高の悪化を背景に売りが先行したものの、格付け会社のリポートをきっかけに急速に持ち直して終えた。シカゴ市場の日経平均先物3月物の清算値は1万2595円と大証大引けを195円上回っていたことも買い安心感につながった。
株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ寄り付きの売り買いは、日経平均採用1銘柄あたり400万株弱で、売り買いは均衡していたとの見方があった。寄り付き前の大口成り行き注文は、買いが7億6700万株、売りが10億5450万株で差し引き2億8750万株の売り越しだった。
みずほFG、三菱UFJなど大手銀行株や新日鉄、ソニー、キヤノンなどが上げている。一方、トヨタや野村、三井不などが下げている。〔NQN〕(09:16)
◆新興市場14日・3指数が軒並み安値更新――手控え感強く薄商い
14日の新興企業向け株式市場で、主要3指数は軒並み安値を更新。日経ジャスダック平均株価の大引け(確報)は前日比14円18銭安の1457円94銭と連日で昨年来安値を更新し、2004年1月8日(1454円43銭)以来約4年2カ月ぶりの低水準となった。東証マザーズ指数は3日続落、ヘラクレス指数は続落し、それぞれ算出来安値を更新した。急激な円高・ドル安の流れがきょうも続き、日経平均株価が大幅に続落。最近の新興市場は東証1部の動向に揺さぶられる傾向が目立ち、終日手控え感が強く薄い商いとなった。週末のポジション調整による売りを主因として下げる主力株が目立った。
ジャスダック市場の売買高は1億822万株と2月28日以来の水準に膨らんだが、トランスデジやイー・レヴォなど低位株物色が中心だった。売買代金は概算で205億円と2月22日以来の低水準だった。楽天、マクドナルド、JCOMが下げた。半面、セブン銀、NFKHD、ジャレコが上げた。主力銘柄で構成するJストック指数は続落。
東証マザーズ指数の終値は前日比21.26ポイント安の581.75だった。2月13日以来約1カ月ぶりに算出来安値を更新。ngi、ミクシィ、サイバーが安い。一方で、日本風力開発、フルスピード、フリービットが高い。
大証ヘラクレス指数の終値は前日比31.59ポイント安の933.81だった。1月22日以来約2カ月ぶりに算出来安値を更新。ダヴィンチ、ASSET、ZENTEKが下げた。半面、デジアーツ、シナジーが上げた。今期業績見通しが好感されたトリケミカルが買われた。〔NQN〕(16:41)
新興市場前引け・3指数が続落――東証1部の動向警戒で手控え
14日午前の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続落。前引け(11時1分現在)は前日比6円96銭安の1465円16銭だった。13 日の昨年来安値を下回っている。東証マザーズ指数とヘラクレス指数も続落し、主要3指数は前場の安値圏で引けた。前日に外国為替相場で円が急騰したことから、外部要因の影響を受けやすい日経平均株価の値動きに対する警戒感が強い。「日経平均の動向次第で新興市場の投資家心理が振れやすく、新興株の積極的な取引は手控えられている」(準大手証券)。週末とあってポジション調整の売りなどが株価の重しとなっている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で89億円、売買高は4379万株だった。楽天、イー・レヴォ、マクドナルドが安い。今期業績予想が慎重と受け止められたミライアルも売られた。半面、セブン銀、NFKHD、JCOMは上げた。今期業績予想が好感されたトイザらスも買われた。主力銘柄で構成するJストック指数は続落。
東証マザーズ指数の前引けは前日比7.80ポイント安の595.21だった。ngi、ミクシィ、アクロディアが安い。一方で、日本風力開発、エヌピーシー、シコーが上げた。
大証ヘラクレス指数の前引けは前日比24.87ポイント安の940.53だった。ダヴィンチ、ASSET、ZENTEKが安い。半面、博展、大証、ナチュラムが高い。〔NQN〕(11:38)
◆米国株、買い先行で始まる――CPI落ち着き好感、ベアーは軟調
【NQNニューヨーク=荒木朋】14日の米株式相場は買い先行で始まった。ダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前日比23ドル20セント高の1万2168 ドル94セント、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は5.59ポイント高の2269.20で推移している。早朝発表の2月の消費者物価指数(CPI)で全体指数とエネルギー・食品を除くコア指数がともに前月比横ばいとなり、市場予想(全体、コア指数ともに0.2%上昇)を下回った。インフレ指標の落ち着きで米連邦準備理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げに動きやすくなったとの見方につながり、株価の支援材料になっている。一方、午前10時過ぎに明らかになる3月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ)を見極めたいとして、積極的に買い進む動き見られない。
シティグループが上昇。ボーイングやデュポン、キャタピラーが堅調。ヤフーが買い先行で始まった。米ウォールストリート・ジャーナル紙がヤフーと同社に買収提案しているマイクロソフトの両社の幹部が会合を開いたと報じた。マイクロソフトはしっかり。クレディ・スイスが投資判断を引き上げたエクソンモービルが小幅高。
半面、ベアー・スターンズは売り先行で始まった。ベアーは早朝、JPモルガン・チェースとの間で必要に応じて資金調達することで合意したと発表した。ベアー株はここ最近、流動性懸念などから株価が急落していた。JPモルガンは軟調。金融株ではバンク・オブ・アメリカも安い。
(3/14 23:15)
米国株反発、ダウ35ドル高――大幅安後、S&Pリポートなど受け買い戻し
【NQNニューヨーク=横内理恵】13日の米株式相場は反発。ダウ工業株30種平均は前日比35ドル50セント高の1万2145ドル74セント、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同19.74ポイント高の2263.61で終えた。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がリポートで、大手金融機関による信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の評価損計上は峠は越えたと指摘したことなどが買い戻しを誘った。
朝方は信用収縮への警戒感から売りが優勢だった。米投資ファンド、カーライル・グループ系の投資会社カーライル・キャピタルが「取引先が保有資産の回収に入る」と発表。金融機関の評価損拡大につながると金融株がほぼ全面安。ダウ平均は230ドル超下げる場面があった。
外国為替市場でドル安が加速したことや金相場が一時1トロイオンス1000ドル台に乗せるなど、インフレ警戒感も相場の重し。朝方発表された2月の小売売上高が前月比0.6%減と市場予想(0.1%程度の増加)を大きく下回ったことも売りを誘った。
午前中ごろから相場は下げ渋り、午後にかけて上げに転じた。S&Pが、世界のサブプライム関連の損失額が2850億ドルになりそうだと、年初に公表した 2650億ドルとの見通しを引き上げた。その一方で、大手金融機関の評価損計上はまだ続きそうだが、折り返し地点を過ぎたとの見方を示した。信用収縮への警戒感が後退するとの期待感から買い戻しが入った。売り方による買い戻しも膨らんだと見え、ダウ平均は100ドルを超えて上げる場面があった。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は午後4時までの通常取引(速報)で約18億4000万株。ナスダック市場(同)は約24億5000万株。業種別S&P500種株価指数(全十業種)では「素材」、「エネルギー」など九業種が上昇した。
メリルリンチ、ゴールドマン・サックスなど証券株が上げに転じて終えた。金相場上昇を受け、ニューモント・マイニングなどの金鉱株が高い。
流動性に問題があるとの思惑が払しょくされないとしてベアー・スターンズが大幅安。証券会社が自動車業界全体の売上高見通しを引き下げたことが伝わり、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーターが売られた。
(3/14 9:03)
NYダウ続落、一時230ドル超の下げ・金は初の1000ドル台
【ニューヨーク=米州総局】13日午前のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は大幅続落し、前日比の下げ幅は一時230ドルを超えた。朝方発表の 2月の米小売売上高が予想に反して減少し、米景気の後退懸念が一段と強まった。その後、格付け会社がサブプライムに絡む大手金融機関の損失計上が打ち止めに近いとの内容のリポートを発表したのを受けて買い戻され、正午(日本時間14日午前1時)現在、前日比59ドル75セント安の1万2050ドル49セントで推移している。
金先物相場はドル安などを背景に急伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で売買の中心である4月物が一時1トロイオンス1001.5ドルを付け、最高値を更新した。安全性が高い資産としてファンドや年金基金の資金流入が続いている。同時刻現在、前日比15.9ドル高の996.4ドル。
原油先物市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物が一時1バレル111ドルちょうどまで上昇し最高値を更新した。
(3/14 1:28)
米国株、大幅安で始まる――信用リスクや景気懸念で、金融株安い
【NQNニューヨーク=川内資子】13日の米株式相場は大幅安で始まった。ダウ工業株30種平均は午前9時35分現在、前日比134ドルちょうど安の1万1976 ドル24セントで、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同29.23ポイント安の2214.64で推移している。投資ファンドカーライル・グループ系のカーライル・キャピタルが「保有資産を取引先銀行が差し押さえそうだ」と発表したことなどが嫌気され、アジア、欧州株が軒並み下落した。米国市場でも信用リスク問題がより深刻になる可能性が意識され、売りが出ている。2月の米小売売上高が市場予想を大幅に下回り、米景気懸念が強まったことも重しとなっている。
アナリストが投資判断を引き下げたと伝わったアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が5%超下落。シティグループやJPモルガン・チェースなど金融株が総じて安い。格付け会社が最高格付け維持を発表した金融保証会社(モノライン)のアムバック・フィナンシャル・グループも売りが先行している。ダウ平均構成銘柄はマクドナルドとプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)を除く28銘柄が下げて始まった。
一方、ニューモント・マイニングなど金鉱山株が堅調。金先物相場で取引の中心である4月物が1トロイオンス1000ドルまで上昇し過去最高値を更新したため。
(3/13 22:52)
NY株急落で始まる、欧州株も下げ幅広げる
【ニューヨーク=米州総局】13日午前のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は取引開始直後から急落。午前9時35分(日本時間午後10時35 分)現在、前日比143ドル52セント安の1万1966ドル72セントで取引されている。朝方発表の2月の米小売売上高が予想に反して減少するなど米景気への懸念が一段と強まったのに加え、ドル相場の急落もあって売りが先行している。
欧州株式相場も英国、ドイツなどで急落、同日午後に入って下げ幅を拡大している。アジア株も全面安の展開となった。
(3/13 23:37)
◆ロンドン株10時 反発 鉱業株株が高い
【ロンドン=欧州総局】14日午前のロンドン株式相場は反発。FTSE百種総合株価指数は午前10時現在、前日終値に比べ20.8ポイント高の5713.2で推移している。上昇銘柄は70。
前日に米大手格付け会社が、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)に関連した金融機関の損失計上が一段落したとリポート。これを受けて投資家心理が改善し、欧州株は上げて始まった。ただ、来週相次いで発表される米金融機関の決算を見極めたいとのムードも強く、小幅な値動きで推移している。
金相場の上昇を背景にBHPビリトンなど鉱業株が高い。
生保のプルーデンシャルも、増配を見込んでいると伝わり買われている。
一方、スーパーのテスコは、ゴールドマン・サックスが目標株価を引き下げたことを嫌気し売られている。
(3/14 20:59)
ロンドン株、反発で始まる
【ロンドン=欧州総局】14日朝のロンドン株式相場は反発。FTSE百種総合株価指数は午前9時15分現在、前日終値比15.2ポイント高の5707.6で推移している。
(3/14 20:59)
ロンドン株13日 84ポイント安で終了
【ロンドン=欧州総局】13日のロンドン株式相場は反落。FTSE百種総合株価指数は前日終値に比べ84ポイント安の5692.4で引けた。
米景気後退や信用収縮への懸念が再燃し、朝から幅広い銘柄に売りが出た。午後に米株式相場が下落して始まると、FTSE百種への売りも加速。ただ、引けにかけては買い戻しが入った。
銀行や保険などの金融株が大幅下落した。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドは4.60%安、ロイズTSBは3.15%下げた。
航空のブリティッシュ・エアウェイズも原油高騰を背景に4.95%下落。
建設資材のウォルセリーはゴールドマン・サックス、ABNアムロが目標株価を引き下げたため6.30%安と大幅に下落した。
一方、電力のスコティッシュ・アンド・サザーン・エナジーは買収観測を背景に上昇した。
(3/14 6:42)
◆ドイツ株13日 DAXは98ポイント安の6500
【フランクフルト支局】13日のフランクフルト株式相場は反落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比98.81ポイント安(1.5%下落)の6500.56だった。
アジア株の全面安を受けて安く寄り付いた。その後も原油高や対ドルでのユーロ高を嫌気した売りが続き、6400を下回る場面も見られた。
金融株が信用収縮懸念から軒並み軟調。4.9%安のコメルツ銀行を筆頭に、ポストバンクが3.4%、ドイツ銀行が2.9%下げた。タイヤ大手のコンチネンタルは4.8%下落。BMW、半導体のインフィニオンも安い。
(3/14 2:48)
欧州株、下げ幅を拡大――主要市場、2%超の下げに
【ロンドン=田村篤士】13日の欧州株式相場は急落。アジア株の下落に投資ファンドの資金繰り悪化などが重なり、投資家心理が弱気に傾いている。同日の米国株安も影響し、英独など主要市場の株価下落率は2%を上回っている。
午後2時45分(日本時間同11時45分)現在の英FTSE100種総合指数は前日比141.3ポイント(2.45%)安の5635.1、同時刻のドイツ株式指数(DAX)は185.68ポイント(2.81%)安の6413.69で推移。
(3/14 0:01)
◆シンガポール株14日・大幅に反発――銀行や不動産に買い戻し
【NQN香港=桶本典子】14日のシンガポール株式相場は大幅に反発。ST指数の終値は前日比33.46ポイント(1.19%)高の2839.01だった。中国株などアジアの主要な株価指数が下落したため、小安くなる場面はあったが、大引けにかけては割安感を意識した買いが膨らんだ。前日に下げの目立った銀行株や不動産株に買い戻しが入り、指数を押し上げた。朝方は前日の米株の反発を好感した買いも目立った。
ST指数は前日、1月10日に実施した算出方法の変更以来の安値を更新したため、きょうは買い戻しの動きが目立った。前日に下げがきつかった複合企業株が上昇。通信株など米景気の動向を受けにくいとされる銘柄も買われた。シンガポール政府が昼休み時間中に発表した1月のシンガポールの小売売上高は前年同月比7.8%増だった。2月6日からの春節(旧正月)休暇に伴い、消費が活発だったことが明らかとなり、投資心理が改善した。
半面、根強い米景気後退懸念を背景に、時価総額上位のDBSやシンガポール航空は下げた。原油高を嫌気し海運株にも売りが出た場面があった。
OCBC銀行、SGX、シティディベロ、オーラムが買われ、SPH、Sテレコムが上げた。半面、ヤンロード・ランド、JC&Cが下げた。
(3/14 19:40)
◆香港株大引け・続落――中国石油化工が大幅安、H株7カ月ぶり安値
【NQN香港=早川亜美】14日の香港株式市場でハンセン指数は小幅に続落した。大引けは前日比64.53ポイント(0.28%)安の2万2237.11で1月 22日以来約2カ月ぶりの安値を付けた。13日の米株の反発をきっかけとした買いと世界的な信用収縮を警戒した売りが交錯し、指数は前日終値を挟んで一進一退が続いたが、大引けにかけては持ち高調整の売りに押された。不動産株や中国本土系銘柄などに戻り待ちの売りが増えた。原油高による精製コストの増加懸念から中国石油化工が4%超の大幅安となり、指数の重しになった。
外国為替市場で円高・米ドル安傾向が再び強まる中、リスクマネー収縮懸念が意識された。不動産株は軒並み下落。米国の追加利下げ観測が出ているものの、「香港の市場金利は米利下げに追随しない可能性が高い」(地元証券会社)との見方が広がりつつあるという。一方、景気動向に左右されづらい「ディフェンシブ銘柄」は堅調に推移した。通信株には割安感に着目した買いが散見されたが、相場全体を押し上げるには力不足だった。14日の米消費者物価指数(CPI)発表を前に手控え気分は強く、香港のメーンボード(東証一部に相当)の売買代金は概算で882億香港ドルと、前日回復した1000億香港ドルの大台を再び下回った。
中国平安保険、中国工商銀行、招商局国際、COSCOが売られ、長江実業、恒隆地産、新世界発展が下げた。裕元工業、エスプリが下落。半面、中電控股、香港中華ガスが上昇した。香港電灯は6%の大幅高となった。中国移動が上げた。
中国関連株ではH株(香港上場の中国本土企業株)指数が大幅に続落し、昨年8月17日以来約7カ月ぶりの安値となった。レッドチップ(中国本土系香港企業株)指数は小幅に続落し1月22日以来の安値を付けた。
(3/14 19:40)
香港株前引け・続落――米景気懸念や中国株安で朝高後に下落
【NQN香港=早川亜美】14日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。前引けは前日比150.13ポイント(0.67%)安の2万2151.51だった。前日の米株式相場の反発を好感し、買いが先行した。しかし、買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、指数は前引け間際に下げに転じた。根強い米国の景気後退懸念や信用リスク収縮への警戒感に加え、前場の上海株の下落が投資心理に重しとなった。
13日発表の2月の米小売売上高が市場予想に反して減少したうえ、14日は米消費者物価指数(CPI)の発表を控えているため、「買いを入れにくい」(地元証券会社)という。朝方堅調だった銀行株や不動産株に戻り待ちの売りが出た。中国当局の金融引き締め懸念も根強く、中国本土系銘柄などへの重しになった。香港のメーンボード(東証1部に相当)の売買代金は概算で491億香港ドル。
HSBC、ハンセン銀行、中国建設銀行、中国工商銀行が下落。中国石油化工、中国海外発展の下げが目立った。長江実業、信和置業が安い。半面、中電控股、香港中華ガス、香港電灯は上昇。リー&フォン、長江基建が買われた。
中国関連株ではH株(香港上場の中国本土企業株)指数が大幅に続落。レッドチップ(中国本土系香港企業株)指数は続落した。
(3/14 14:26)
香港株寄り付き・反発で始まる――上げ幅300ポイント超す
【NQN香港=早川亜美】14日前場寄り付きの香港株式市場でハンセン指数は反発して始まった。上げ幅は一時300ポイントを超え、2万2600台に上昇した。前日の米株式相場の反発を好感した。前日に約5%急落した後とあって、自律反発狙いや値ごろ感に着目した買いが先行した。前日に売り込まれた中国本土系銘柄の一角や、公益株が高い。
13日の米株式相場が格付け会社のリポートを受けた信用収縮への警戒感の後退で反発したため、香港市場でもひとまず買い安心感が広がっている。きょうの外国為替市場で円高・ドル安の進行に一服感が出ていることも支援材料だ。
中国建設銀行、交通銀行、中国工商銀行が買われ、中国移動、中国海洋石油、招商局国際が堅調。中電控股、香港中華ガスが上げている。半面、ハンセン銀行、中国銀行(香港)が軟調。ヘンダソンランド、エスプリが下げている。
中国関連株ではH株(香港上場の中国本土企業株)指数、レッドチップ(中国本土系香港企業株)指数がともに反発して始まった。
(3/14 11:53)
◆上海株14日・3日続落――景気引き締め懸念、幅広い銘柄に売り
【NQN香港=桶本典子】14日の中国株式市場で上海株式相場は3日続落。上海総合指数の終値は前日比8.584ポイント(0.21%)安の3962.673と、前日に引き続き、2007年7月19日以来の安値となった。後場は節目の3900を割り込む場面があった。前日の地合いを引き継ぎ、幅広い銘柄に売りが出た。このところインフレ傾向を示す経済指標が相次いで発表されているが、中国当局による景気引き締め策は金曜の大引け後に発表されるケースが目立つため警戒感を誘った。米原油先物相場の最高値更新は空運株に重しとなった。ただ、下値では割安感からの買いも入り、指数は方向感に乏しい展開となった。
現地時間午前10時(日本時間午前11時)ごろに発表された1―2月の都市部固定資産投資は前年同期比24.3%増で、増加率は2007年12月の 19.6%を上回った。景気引き締め懸念から不動産株が下落した。人民元高・米ドル安を嫌気して輸出関連銘柄に売りが出た。一方、石油の川上事業を手掛ける時価総額上位の中国石油天然気(ペトロチャイナ)は上昇。金など資源価格の高騰を背景に金鉱株や非鉄株が買われた。
上海興業房産、上海陸家嘴金融貿易区開発が安く、中国工商銀行、宝山鋼鉄、中国石油化工が下げた。中国国際航空、中国南方航空が下落。半面、中信証券が買われ、中金黄金、江西銅業が上げた。
上海B株指数は3日続落。終値は前日比1.969ポイント(0.67%)安の288.327だった。
(3/14 17:27)
上海株、前引けは続落――1.1%安、追加引き締めを警戒
【NQN香港=太田孝治】14日前場の中国株式市場で、上海株式相場は続落。前引けの上海総合指数は前日比42.568ポイント(1.07%)安の 3928.689だった。前日に節目の4000を割り込んだことで、投資家心理が一段と悪化。米原油先物相場の上昇を受け、燃料コスト増加への懸念で空運株が急落した。
中国国家統計局が現地時間10時(日本時間11時)ごろに発表した1―2月の都市部固定資産投資は前年同期比24.3%増と、07年12月の19.6%増を上回る伸びとなった。このため利上げなど追加的な金融引き締め策実施への警戒感が高まり、銀行株や不動産株の一角などに売りが広がった。
上海米ドル建てB株指数も続落。前引けは前日比2.358ポイント(0.81%)安の287.938だった。
(3/14 13:24)
上海株、続落で始まる――0.4%安、空運株に売り先行
【NQN香港=太田孝治】14日朝方の中国株式市場で、上海株式相場は続落して始まった。通常取引開始前の「プレオープニング」で上海総合指数は前日比0.36%安い3956を付けた。空運株や銀行株の一角に売りが先行している。
(3/14 10:49)
◆外為17時・円、小反落し100円台前半――99円台乗せの場面も
14 日の東京外国為替市場で、円相場は午後に一時上昇し、前日の海外市場に続いて1ドル=99円台に乗せる場面があった。米景気の先行き不透明感が根強い中で、株安の進行に連動して円買い・ドル売りが強まった。ただ、その後は押し戻され、17時時点では前日の同時点に比べ12銭円安・ドル高の100円 29―32銭近辺に小反落して推移している。
円は14時半ごろに一時99円84銭近辺まで上げ、前日の海外市場で付けた1995年10月以来の円高水準である99円77銭に近付いた。日経平均株価の下げ幅が一時200円を超えたほか、アジア各国・地域の主要な株価指数も軟調が目立つなか、ドル売り圧力が強まったことが円を押し上げた。円の対ドル相場が100円を上回るタイミングではドルが対ユーロで最安値を付けたこともあり、その後はドルを買い戻す動きが見られた。円安値は午前中に付けた101円05銭近辺で、値幅は1円21銭程度。
円は対ユーロで大幅反落後に下げ渋り。17時時点では同38銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=156円32―35銭近辺。午前中は円買い・ユーロ売りの持ち高を解消する動きに大きく押し戻された。しかし、午後には対ドルと同様に円買いが進行し、円の下げ幅は縮小した。
ユーロは対ドルで3日続伸。午後に一時1ユーロ=1.5652ドル近辺まで上昇し、ユーロ導入来の高値を付けた。金利低下観測が強まっている米国のドルを売る動きが強まり、ユーロが押し上げられた。もっとも、ユーロが高値を更新した後はドルを買い戻す動きが広がり、ユーロは伸び悩んだ。17時時点は同 0.0021ドルのユーロ高・ドル安の1.5585―88ドル近辺。〔NQN〕
(3/14 17:43)
外為14時・円、小幅高に転じ100円に接近――株安につれドル売り
14 日午後の東京外国為替市場で、円相場は下げ渋った後に前日比で小幅高に転じた。14時時点では前日17時時点に比べ5銭の円高・ドル安の1ドル=100円 12―15銭近辺。前日の海外市場で1995年10月以来の円高・ドル安水準である99円77銭を付けた後のドル買い戻しが一巡。午後になって株価が軟調に推移していることもあり、再び円買い・ドル売りの動きが優勢になっている。円は14時前に一時100円07銭近辺まで切り上がり、100円の節目に接近する場面があった。米景気の後退局面入りに対する懸念が根強いなか、ドル売りの流れは変わっていないとの見方が多い。〔NQN〕
(3/14 14:28)
外為10時・円、緩やかに押し戻される――輸入企業などが売り
14 日午前の東京外国為替市場で、円相場は緩やかに押し戻される展開。10時時点では前日17時時点に比べ79銭の円安・ドル高の1ドル=100円96―99 銭近辺と、前日の午前中に推移していた水準で取引されている。前日の海外市場で12年5カ月ぶりの円高水準である99円77銭まで円高が加速した後、持ち高解消などの動きから円が押し戻される展開になった流れが続いている。輸入企業などの円売り・ドル買いもみられ、10時前の中値決済に向けて円はじりじりと下値を探った。円は10時前に一時101円05銭近辺まで下げた。ただ、米景気の先行き不透明感が根強くドルを積極的に買いにくいなか、円の対ドル相場の下値余地は乏しいとの見方が多い。〔NQN〕
(3/14 10:20)
外為早朝・円、100円台後半に反落して始まる――対ユーロも反落
14 日早朝の東京外国為替市場で、円相場は反落して始まった。8時30分時点では前日17時時点に比べ51銭円安・ドル高の1ドル=100円68―71銭近辺で推移している。前日のロンドン市場で1995年10月以来の円高水準である99円77銭まで急伸した後、ニューヨーク市場の後半にかけて円が押し戻された流れを引き継いでいる。前日はオプション取引などに絡む投機的な売買が円高を加速させた面が大きいとの指摘が多い。きょうはこうした動きが一服しているほか、円買い・ドル売りの持ち高を整理する動きが円の上値を抑えている。
円は対ユーロで大幅に反落して始まった。8時30分時点では同1円25銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=157円19―22銭近辺で推移している。前日にやや膨らんだ円買い・ユーロ売りの持ち高を整理する動きが見られるほか、ユーロが対ドルで導入来高値圏で推移していることもあり、円は対ユーロで上値が重くなっている。
ユーロはドルに対して3日続伸して始まった。8時30分時点では同0.0046ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.5610―14ドル近辺。前日のニューヨーク市場ではドル売りが進み、ユーロは対ドルで一時1.5646ドルの導入来高値を付けた。この地合いを引き継ぎ高値圏で推移している。〔NQN〕
(3/14 8:58)
◆NY円、1ドル=100円35―45銭で始まる(8:30)
【NQNニューヨーク】14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は前日比25銭円高・ドル安の1ドル=100円35―45銭で始まった。
(3/14 21:35)
NY円続伸、100円60-70銭 信用リスク嫌気、欧州に続き一時99円台
【NQNニューヨーク=川勝充郎】13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に続伸。前日比1円10銭円高・ドル安の1ドル=100円60―70銭で取引を終えた。信用リスクや米景気への不安が強く、円買い・ドル売りが先行。ただ米株相場が上げに転じたことを受けて利益確定目的などの円売りが次第に優勢になり、円は上げ幅を縮めて終えた。ニューヨーク市場の円の高値は99円96銭だった。
米投資ファンド、カーライル・グループ系の運用会社、カーライル・キャピタルが金融機関との交渉が不調で、約166億ドル(約1兆6600億円)の負債が債務不履行になったと発表。信用リスクへの警戒感が改めて強まり、欧州市場で円は一時99円77銭まで上昇した。ニューヨーク市場でも欧州市場に続き99円台に上昇する場面があった。
ただ米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が大規模な金融機関について、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の証券化商品での損失計上の終わりが視野にはいったと発表。これをきっかけに株式市場で買い戻しの動きが活発になると、外為市場では円売り・ドル買いが広がった。米 10年物国債の入札が不調と受け止められ、米長期金利が上昇したこともドル買い戻しを促した。同日のニューヨーク市場での円の安値は101円25銭だった。
ポールソン米財務長官が金融監督の総合的な改革案を発表。また「強いドルが国益にかなう」と述べたと伝わったが、相場の反応はひとまず限られた。朝方発表の2月の米小売売上高は市場予想を下回る内容で、米景気の後退懸念を深める内容だった。ただ、発表直後の円の上値が限られたため、利益確定の円売りのきっかけになったという。
円は対ユーロで続伸。前日比95銭円高・ユーロ安の1ユーロ=157円30―40銭で取引を終えた。信用リスクへの警戒感が円を支えたが、米株相場が持ち直したため対ドル同様に対ユーロでも伸び悩んだ。
ユーロは対ドルで続伸。前日終値の1ユーロ=1.55ドル台半ばから1.56ドル台前半に水準を切り上げた。米景気や信用リスクへの不安を背景にユーロ買い・ドル売りが活発だった。中東産油国のドルペッグ(連動制)見直しのうわさが出ていることも、ユーロ買い・ドル売りを促した。一時1.5646ドルまで上昇し、導入来の最高値を更新した。
(3/14 6:36)
◆ロンドン外為9時半 円は対ドルで小動きで始まる
【ロンドン=欧州総局】14日午前のロンドン外国為替市場の円相場は小動き。午前9時半現在、前日終値に比べ05銭円高・ドル安の1ドル=100円50―60銭で推移している。
東京市場の流れを継いで小高く始まった後は、ドルが買い戻されているる。「持ち高調整のための円売り・ドル買いが入っている」(邦銀ロンドン支店)という。
この日の欧州株が上げて始まったこともリスク許容度の回復につながり円売りを誘っている。
円の対ユーロ相場は反発。同10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=156円60―70銭で取引されている。
ユーロは対ドルで横ばい。現在、前日終値と同水準の1ユーロ=1.5580―90ドルで推移している。
米の追加利下げ観測がユーロを支えている。
(3/14 19:32)
ロンドン外為13日 円は対ドルで続伸
【ロンドン=欧州総局】13日のロンドン外国為替市場の円相場は続伸。前日終値に比べ1円80銭円高・ドル安の1ドル=100円55―65銭で引けた。
米景気後退、信用収縮懸念を背景とするドル売りの流れを受けて、朝方、ロンドン市場で円はドルに対して1ドル=99円77銭と約12年ぶりの高値をつけた。午前中は100円台前半を中心に推移したが、午後には米株相場が下げ渋ったためドルが買い戻された。
円の対ユーロ相場は反発。同1円90銭円高・ユーロ安の1ユーロ=156円70―80銭で引けた。
ユーロは対ドルで続伸。同0.0090ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.5580―90ドルで取引を終了した。朝方に1ユーロ=1.5627ドルとユーロ導入来の高値を更新し、高値圏で推移した。
(3/14 2:47)
◆人民元が5日続伸――切り上げ後高値、夕刻は7.0903―45元
【NQN香港=太田孝治】14日の中国外国為替市場で人民元相場は対米ドルで5日続伸。連日で2005年7月の元切り上げ後の最高値を更新した。中国人民銀行(中央銀行)傘下の中国外貨交易中心(外為取引センター)が運営するホームページ「中国貨幣網」によると、現地時間17時30分(日本時間18時30分)時点の銀行間取引のレートは、前日の同時点に比べ0.0022元の元高・米ドル安の1米ドル=7.0903―45元だった。一時は7.0844元近辺に上昇した。一方、同時点の外為取引センター経由の取引は7.0895―7.0954元だった。
(3/14 23:17)
人民元、14日基準値は7.0882元――元切り上げ後の最高値
【NQN香港=太田孝治】中国人民銀行(中央銀行)は14日、中国外国為替市場での人民元レートの基準値となる「中間値」を1米ドル=7.0882元と発表した。前日の基準値(7.0970元)と比べると0.0088元の元高・米ドル安水準。基準値としては2005年7月の元切り上げ後の最高値を連日で更新した。前日の現地時間17時30分(日本時間18時30分)時点で、銀行間取引での人民元レートは7.0925―83元だった。
(3/14 10:23)
◆NY連銀、証券大手を緊急支援・モルガン通じ資金供給
【ニューヨーク=財満大介】ニューヨーク連邦準備銀行と米大手銀JPモルガン・チェースは14日、米証券大手ベアー・スターンズに対し、緊急の融資枠を設定したと発表した。JPモルガンがニューヨーク連銀から公定歩合で融資を受け、28日間の期限付きでベアーに貸し出す。
ベアーはJPモルガンに担保を差し入れ、融資を受ける。ニューヨーク連銀からJPモルガンを経由して間接的に資金を融通する形となる。金額は明らかにしていない。これ以外の方式での支援策についてもJPモルガンとベアーの間で協議中としている。
ベアーは信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)をめぐる信用市場の混乱を受け、資金繰りが悪化しているとのうわさがここ数日、金融市場では流れていた。 (23:16)
◆日証金、創業来初の赤字に転落・サブプライム響く
日本証券金融は14日、2008年3月期の連結業績が12億円の赤字になる見通しだと発表した。従来予想は48億円の黒字。全額出資子会社の信託銀行が保有する証券化商品が米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題のあおりを受けて大幅に値下がりしたことが原因としている。
日証金が赤字に転落するのは1950年の創業以来初めて。子会社の日証金信託銀行が運用目的で保有している合成債務担保証券(CDO)4銘柄(計160 億円)のうち、3銘柄(計120億円)に2月末時点で約56億円の評価損が発生し、60億円を減損処理する予定。保有するCDOにサブプライムローンそのものは組み込まれていないという。(23:02)
◆長期金利一段と低下、一時1.245%・2年7カ月ぶりの低水準
長期金利の代表的な指標である新発10年物国債利回りは14日、一時前日比0.040%低い1.245%に低下(債券価格は上昇)した。2005年7月 26日以来、2年7カ月ぶりの低水準となる。世界的な信用収縮や円高・株安を背景に、安全資産の国債を買う動きが続いた。
5年債利回りも一時前日比0.030%低い0.710%に低下した。流動性の高い5年、10年債に資金が流入している。市場では「資本増強が必要な信用金庫が出るなど金融機関の損失拡大に対する疑念が晴れず、国債が買われる展開が続きそう」(三菱UFJ証券の石井純チーフ債券ストラテジスト)との声があった。
20年債、30年債はヘッジファンドなどから換金目的とみられる売りが出て、利回りはそれぞれ上昇。30年債は0.040%高い2.405%を付け、1カ月半ぶりに2.4%台に乗せた。(19:03)
◆円急騰緊急アンケート、経営者の6割「業績に悪影響」
急速な円高と株安を受けて日本経済新聞社が13日まとめた経営者・市場関係者への緊急調査で、6割超の経営者が収益や景気への悪影響が出ると見ており、 7割以上が米国事業の減速を警戒していることがわかった。市場関係者は円相場が月内に1ドル=98円まで上昇、日経平均株価は3月末に1万2000―1万 3000円の現水準で低迷すると予測。輸出関連を中心とする企業業績や国内景気回復の遅れを懸念する声が強まっている。
国内主要77社のトップを対象にした緊急アンケートでは、円高による業績への影響で64%の経営者が輸出の落ち込みなどを懸念。株安も約6割が景気や個人消費に悪影響があると見ている。米国事業で「減速懸念を持っている」「すでに減速」との回答は7割を超えた。ただし、資源高が経営を圧迫するなか出光興産やセブン&アイ・ホールディングス、全日本空輸など17%が「原燃料のコスト削減要因となる」と答えた。(16:02)
◆NY原油、一時111.0ドルと最高値
【NQNニューヨーク=荒木朋】13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4日続伸。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比0.41ドル高の1バレル110.33ドルで終えた。ドル安進行などを手掛かりに買いが優勢だった。一時は 111ドルちょうどまで上昇し、連日で過去最高値を更新した。
外国為替市場でドルが対ユーロや円で軟調に推移したことを受け、ドル建て原油取引の割安感が意識された。午前中に高値を更新した後、ドルが一時下げ渋ったことをきっかけに利益確定売りに押される場面もあった。ただ、米利下げ継続観測が強まる中でドル先安観は根強いとの見方が多く、取引終了にかけては再び買いが優勢になった。この日の安値は108.76ドルだった。
ガソリンは7営業日ぶりに反落。ヒーティングオイルは4日続伸。(06:37)
◆NY金、3日続伸・4月物は993.8ドル、一時1001ドル台と最高値
【NQNニューヨーク=川内資子】13日のニューヨーク金先物相場は大幅に3日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比13.3ドル高の1トロイオンス993.8ドルで終えた。ドルが軟調に推移した場面で、ドルと逆行しやすい金が買われた。一時、1001.5ドルまで上昇し、過去最高値を更新した。
ドルが対円で12年ぶりの安値を付けたほか、対ユーロで最安値を更新し、金の買いにつながった。信用リスク懸念が根強いことも、「安全資産」としての金買いを誘った。安値は982.7ドル。
銀は続伸。プラチナは3日続伸。(06:37)
本日のニュース一覧
- NYダウ続落、一時230ドル超の下げ・金は初の1000ドル台 (3/14 1:28)
- NY円、100円30-40銭で推移――信用リスク懸念、金・原油が最高値 (3/13 23:10)
- NY円、1ドル=100円35―45銭で始まる(8:30) (21:35)
- NY円続伸、100円60-70銭 信用リスク嫌気、欧州に続き一時99円台 (06:36)
- NY株急落、一時230ドル超える下げに――金は初の1000ドル台 (3/14 0:14)
- NY株急落で始まる、欧州株も下げ幅広げる (3/13 23:37)
- SGX日経平均先物・寄り付き 190円高の1万2510円で始まる (08:49)
- シンガポール株14日・大幅に反発――銀行や不動産に買い戻し (3/14 19:40)
- ドイツ株13日 DAXは98ポイント安の6500 (3/14 2:48)
- ロンドン外為13日 円は対ドルで続伸 (3/14 2:47)
- ロンドン外為9時半 円は対ドルで小動きで始まる (19:32)
- ロンドン株、反発で始まる (20:59)
- ロンドン株10時 反発 鉱業株株が高い (20:59)
- ロンドン株13日 84ポイント安で終了 (06:42)
- 欧州株、下げ幅を拡大――主要市場、2%超の下げに (3/14 0:01)
- 欧州株、下げ幅を広げる (3/13 23:04)
- 外為10時・円、緩やかに押し戻される――輸入企業などが売り (10:20)
- 外為12時・円、一時101円台に反落――急伸局面が一服、対ユーロ反落 (3/14 13:05)
- 外為14時・円、小幅高に転じ100円に接近――株安につれドル売り (14:28)
- 外為17時・円、小反落し100円台前半――99円台乗せの場面も (17:43)
- 外為9時・円、100円台後半で上値重い――対ユーロはじり安 (09:15)
- 外為早朝・円、100円台後半に反落して始まる――対ユーロも反落 (08:58)
- 外国為替、対個人客売り相場・14日 (11:17)
- 外国為替、対個人客売り相場・14日 (3/14 11:17)
- 株価指数先物・オプション・前引け――米株高受けて反発も勢いなく (11:26)
- 株価指数先物・オプション・大引け――続落、円相場上昇で見切り売り (15:38)
- 韓国株、大引け15ポイント下落の1600 (3/14 17:27)
- 香港株寄り付き・反発で始まる――上げ幅300ポイント超す (3/14 11:53)
- 香港株前引け・続落――米景気懸念や中国株安で朝高後に下落 (3/14 14:26)
- 香港株大引け・続落――中国石油化工が大幅安、H株7カ月ぶり安値 (3/14 19:40)
- 上海株、前引けは続落――1.1%安、追加引き締めを警戒 (3/14 13:24)
- 上海株、続落で始まる――0.4%安、空運株に売り先行 (3/14 10:49)
- 上海株14日・3日続落――景気引き締め懸念、幅広い銘柄に売り (3/14 17:27)
- 新興市場14日・3指数が軒並み安値更新――手控え感強く薄商い (16:41)
- 新興市場前引け・3指数が続落――東証1部の動向警戒で手控え (11:38)
- 人民元、14日基準値は7.0882元――元切り上げ後の最高値 (10:23)
- 人民元が5日続伸――切り上げ後高値、夕刻は7.0903―45元 (23:17)
- 台湾株14日・続落――朝高後に下げる、総統選接近で様子見 (3/14 15:36)
- 大口注文(東証・後場)ヤフー650株、SBI430株買い越し (12:46)
- 大口注文(東証・前場)買い目立たず、ソフトバンク443万株売り越し (09:24)
- 東証10時・1万2500円台半ばで堅調――円高・ドル安一服が下支え (10:19)
- 東証14時・下げ幅拡大――アジア株軟調や円高を嫌気 (14:12)
- 東証寄り付き・反発して始まる――日経平均の上げ幅100円超 (09:16)
- 東証後場寄り・軟調――アジア株のさえない動きを嫌気 (13:38)
- 東証前引け・反発――米株高や円高一服で買い安心感 (11:23)
- 東証大引け・大幅続落――円高など嫌気し連日で安値更新 (15:42)
- 日経平均先物、一段安――円が再び1ドル=99円台に上昇で (14:34)
- 日経平均先物、高い水準でもみ合い 様子見ムード強く閑散相場 (10:53)
- 日経平均先物、上げ一服――SQ値は1万2518円65銭 (09:34)
- 日経平均先物、上げ幅縮小――香港株伸び悩みや円高を嫌気 (12:46)
- 日経平均先物、反発で始まる SQは400万株弱で売り買い均衡 (09:18)
- 日経平均大引け・大幅続落――アジア株安や円高嫌気し連日で安値 (15:06)
- 日本株ADR・13日、やや軟調――銀行株に売り、NTTが堅調 (07:03)
- 米国株、大幅安で始まる――信用リスクや景気懸念で、金融株安い (3/13 22:52)
- 米国株、買い先行で始まる――CPI落ち着き好感、ベアーは軟調 (23:15)
- 米国株反発、ダウ35ドル高――大幅安後、S&Pリポートなど受け買い戻し (09:03)
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