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その5
相場格言(その5)
世の中には、先人の知恵を伝えるさまざまな金言・格言があります。ゴルフにはゴルフの格言が、釣りには釣りの格言があるように、株式投資にも先人達の数知れない取引の中の成功や失敗から生まれた、株式投資をする者にとって示唆に富んだ格言があります。このコーナーではそれら株式投資に関わる格言を集めてみました。
仕切りの心得
仕掛けは処女のごとく、手仕舞いは脱兎の如し
「仕掛けは恐る恐る」と似たような格言。仕掛けたあと仕上げる時はここと見たらすぐ手仕舞えということです。それが後悔をせずにすむ事に繋がるのです。
下り端を売り、上がり端を買う
天井売りというのは天井を見極めてから売るものであり見越して売るものではありません。たとえていえば山の下り端を売るということが必要で、天井を確認して下った相場を売り出動するものなのです。同様に底も見極めて買うものであり、底を見越してから買うのではないわけです。
利食い八分 (売り買いは腹八分)
相場の天井や底を確実に捕らえる事は不可能です。売った後に大きく上がると、人は「損をした」と言います。しかし利を得た後に更に上がる売買は、損から遠ざかった確実な売買と言えます。なぜなら売った後急落する様な売買は大きな危険に出会う可能性があるからです。余り欲を出さない事が大切です。
大取りよりも小取り
大相場というのはそうそう出るものではないですが、大相場であればあるほど、押し、戻りもまた大きくなるものです。それだけに相場というものは小取りの機会は多々あるもので、それをとっていけばやがて大をなすもの。賭け事もそうだが、小さくとっているうちについて大きくとれるものである。
順にいて逆を忘れず逆にいて己を捨てず
順境(相場が当たっている時)には逆境(相場がはずれた時)のことを思い、また、運悪く逆境に至ったときは我を忘れるのではなく、どうすれば手仕舞えるかを考えるようにしなくてはなりません。損玉を持つと意地づくになることが多いのですが、そうならないようにしたいものです。
売りは迅速、買いは悠然
下げ相場というのは一気可成に進むものであり、ためらっているとその相場は終わってしまいます。一方、上げ相場というものは日柄をかけてジックリと上昇するものであり、「初押し買うべし」とたとえられているように、買い場は数度に渡って訪れるものです。相場の上下動の原則の機微をとらえています。
建玉の損益計算するべからず利食い急がれ損は見切れず
一度建玉するとその損益が気にかかるもの。そして、利が乗っていれば早めに手仕舞いたくなるし、損をしていれば手数料損のところあたりで手仕舞おうと胸算用して、結局は利は薄く損をしてしまうのです。仕掛ける段階で損益分岐線を考えておかなければなりません。
大利を得んとする時は小利を争うなかれ
大きな相場と見定めた時に小さくとることを考えると、目先の勝ち負けのみに目を奪われて、結局大相場をとることができず小利で満足してしまうことになってしまうものであります。
大欲は無欲に似たり
大きく相場をとろうとするものは小さな利などでは動ぜず、ほったらかしにしているように見えます。目先の利を追っかけることを考えないものです。
利食い千人力
利益を確保することは相場の最終目的です。利益が出ていて相場も見込み通りに動いているなら、現状を維持しなくてはなりませんが、そのうちに迷いが出てくるものです。そのようなときは躊躇せず「利食いせよ」ということである。
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