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その9
相場格言(その9)
世の中には、先人の知恵を伝えるさまざまな金言・格言があります。ゴルフにはゴルフの格言が、釣りには釣りの格言があるように、株式投資にも先人達の数知れない取引の中の成功や失敗から生まれた、株式投資をする者にとって示唆に富んだ格言があります。このコーナーではそれら株式投資に関わる格言を集めてみました。
材料の心得
需給はあらゆる材料に優先する
相場を動かす根本の原因はいうまでもなく需給関係にあります。取組・人気・仕手などによって目先的には動くこともありますが、背景にはやはり需給があり、最終的に相場を動かすのも需給に尽きるのです。期近は現在の需給を、期先は将来の需給を映しており、今後の需給動向を予測して相場に臨む事は当然のことであります。
余る余るは足らぬの始まり
市場においては荷余りという状態になっているときは、その圧迫で相場は押しつぶされいるわけですが、同時に安値で需要が拡大され、在庫投資が行われているときでもあります。つまり下げは上げの芽をつちかっているのです。相場の表と裏は異なります。
足らぬ足らぬは余るの始まり
凶作であれば物がないので価格は高騰しますが、高騰すれば消費者は必要以上に買わないようなりますので、意外と足りてしまうものです。商品価格の弾性を述べたものといえます。
ストライキに売りなし
工業製品においては春闘などのストライキによって生産が減るからなどとみて、行過ぎた強材料視することもありますが、実際のストライキは会社がつぶれるまで行われる事はないし、ストライキ終結後は減産分を取り戻すべく増産を図りますので過大な材料視をすることはできないものであります。
知ったらしまい
これは田附将軍の言葉といわれています。材料などが一般に知れ渡った時には相場はそれを織り込んでしまっているものです。たとえば減収予想などで買われていたものが、実際に減収と発表された時には、相場はすでに上値確認となってしまっていることなどは誰しも経験することであります。減収発表は発表された時点で過去の数字となっているものです。「材料は織り込まれたら終わり」とほぼ同意の格言。
材料は後から出る
相場は材料によって動くといいますが、相場を取り巻く実際の環境には強弱材料が混然としているものです。そして、いざ相場が動き始めた時に材料のみがクローズアップされのです。つまり、材料が相場変動の後から出てくるというわけです。しかしこれは本来の意味からするとおかしな事です。相場では本来、売りと買いの材料をよく分析してから売買に出動すべきものです。後から出るのは繰り言と後悔であり、材料を先取りするのが本筋なのあります。
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